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こんばんは、酒井孝祥です。
分かり易いように、(ブライダル)のカテゴリーのタイトルの頭には☆を、(俳優道)には★をつけることにいたします。
さて、結婚披露宴においては、実に様々な種類の演出があります。
打ち合わせなどで、「何をやったら盛り上がりますか?」と聞かれることが多いのですが、今回は、僕が好きな演出の一つ、“ブーケ・ブートニアのセレモニー”について紹介します。
この演出は、ある女性に恋焦がれた男性が、結婚の許しを請うために、村中の人々から花を集めて花束をつくり、プロポーズしたという古い言い伝えに由来するそうです。
この演出を使用するシチュエーションは色々あるかと思いますが、その流れの一例を説明します。
披露宴が進行していくうちに、お二人はお色直しのために中座します。
そして、スタイルチェンジが済んだお二人がパーティ会場に再入場するわけですが、まず、新郎だけが登場します。
そして、新郎は各テーブルを回りながら、そこに卓上花として飾られた生花を、集めていきます。
集め終わったところで、花屋さんの職人技により、花達はその場でブーケとなります。
そして、今度は新婦が登場します。
新郎は新婦のもとまで行き、プロポーズの言葉とともに、ブーケを差し出します。
それを受け取った新婦は、プロポーズを承諾すると共に、その証として、花束の中から一輪の花を抜き取り、ブートニアとして新郎の胸ポケットに挿すのです。
既に挙式が済んでいながら、なぜ今からプロポーズ…?というツッコミはさておき、この演出をやるととても盛り上がります。
このときのポイントは、新婦が、プロポーズの言葉に即答せずに、ちょっと焦らすことです。
会場内に、シンデレラに出てくるような階段がある様な場合、階段の上から新婦が降りてきて、下から新郎が登っていき、踊り場で落ち合ってブーケプロポーズ、さらにその場でお姫様抱っこ!!なんてことも出来ます。
お勧めの演出の一つです。
次回は、「役者を殺すのにナイフはいらない」(俳優道)をテーマにしたコラムをお届けします。