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2012/11/26

北海道はすっかり冬です。札幌近郊でも30cm以上の雪が降りました。

 

さて、

日本獣医中医薬学院は2年制で授業は偶数日曜日に行われます。

基本的に

1~6講までは基礎理論

7~11講までは診断学

12~14講までは鍼灸学基礎

15~20講までは経絡経穴論

21講は、進級試験と言う具合です。

 

これが、1年次で2年次は更に高度なカリキュラムになります。

使う教科書のメインのものは、全て学院で新たに起草したものであり、どこにも販売されていません。

学院長の同級生Yが書いたものです。

今は、経絡経穴の名称を覚えるので必死ですが、最終的に300位は暗記せねばなりません。

一番教科書作成で苦労したと思われるのは、経絡経穴の解剖学的位置を示さねばならないことです。

「大体この辺」では学問的にだめでしょう。

解剖学の知識がなければならないのです。骨とか筋肉とかのですね。

骨もでっぱりがあったり、窪みがあったり名称がそれぞれ付されています。

位置関係も示さなくてはいけないので、「どこそこ筋とどこそこ関節の間に取る」というような表現は考えねばなりません。

すごいと思いました。この教科書!

 

今週末はまた、東京に行って勉強です。

楽しみです。

 

同じ、獣医師同士でも「東洋医学を学んでいる」というと、10名中8名は「なんかあやしくないかい?」と感想を漏らします。

まだ、その程度の認知度なのです。

でも、実際の患者側はかなり興味を示す方が多いのです。

この辺のギャップがこの分野の難しいところでしょうか?

 

早く、広く東洋医学を認知してもらいたいですね。

2012/11/26 09:18 | shigenobu | No Comments