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2012/11/24

はじめに

 

独りで、

なにかしらを表現する人は、

なにかしらの主題を持っています。

僕の場合は、「知人の顔を絵に描く」が表現です。

主題については、モンワリありますが、

言葉にできるものなら、

とうに言葉にして完結しています。

説明できません。ごめんなさい。

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モチーフ(誰を描くか)までの距離のことを。

 

僕が絵に描く人は、

今のところ全員、僕の知人です。

知人で、好きな人です。

嫌いな人はもちろん描きません。

嫌いですから。

 

好きな人の最たるは、妻ですが、

しかし、これは、どうにも描けません。

正確に言えば、納得いくように描けない。です。

すでに数百枚は描いていますが、

すべて落書きのようなもので、

心血を注ぎ、完成したことがないのです。

というのは、描いている最中にケンカしちゃうと、

ほら、その先、なんかもう、描けないでしょう。

 

あまりに近すぎる人は描けないということですね。

 

知人~友達くらいの曖昧な関係で、

ちょっとした会話中に興味深い動作をしたり、

表情が気に入っちゃったりすると、

描きたいなと思います。

 

ほとんど知らない、でもちょっとだけ知ってる。

という具合がいいんですよ。

知りすぎると、こちらも傲慢になりますからね。

 

そんな具合なので、けっこう気まぐれです。

ツボにハマった人は何枚も連続で描きますし、

しかしどれも未完成だったりします。

未完成と言いましたが、 そこが、

完成というか、 完結なのかも知れません。

 

 

人を絵に描く。

ごくごく、ありふれた表現です。

しかし、人が人を描くんですよ。

こんなに素晴らしいことありますか。

ないです。

 

次回は、もうちょっと具体的な話に。

2012/11/24 03:00 | fukui | No Comments