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2012/10/28

仰々しいタイトルをつけちゃっておりますが
10月中旬に幕張で行われた“第9回国際フラワーEXPO”という
花業界最大のイベントに行ってきました

簡単に説明すると、大きな見本市ですね
お花に関するいろいろなメーカー、生産者さんが
各ブースを割り当てられ、新商品のPRや商談を行うイベント
よく、幕張メッセや東京ビッグサイトなどである○○ショーなどの
花業界バージョンと思っていただけたらいいです
花そのものもありますが、ラッピングなどの資材
肥料、書籍、機械から流通システム、イベントの販促など
その方向性は多岐にわたっています

さあ、家族経営でやっている小さなお花屋さんの私たちにとって
店を丸2日間も休みにして
いろいろな取引先の方やお客様に迷惑をかけつつ
2人分の旅費をかけて東京(千葉)まで出張するというのが
どれほどチャレンジャーな事なのか、想像がつくでしょうか

ということは、それだけ
他の大手の企業から上司命令で参加される方とは
意気込みが違うのよ!!ということでもあります

しかし実際は、このフラワーEXPOには
ほぼ経営者、代表者の方が足を運ばれて来られると思うので
みなさん、何かないかな~、何か仕事に生かせないかな~
ときらきらした目で参加されているので
会場の雰囲気も自然と盛り上がっています

そんな会場の様子を少しだけご紹介します

さあ、このフラワーEXPO
実は私たちは3回目の参加です
3年に1回の割合で行くようにがんばっております

今思えば、初めての時はひどかった~
私たちのイベントへの臨み方が、です
鹿児島ののどかなところでのほほーんとお花屋さんをしていた
私たちが、突然異世界に入り込んでしまい、
そのきらびやかさと最先端の花業界に触れてしまったがために地に足がつかない状態
小さな生花店にはまったく実用性のないブースにも足をとめ
とにかくたくさんのパンフレットを集めることで大満足
結局、実になったか?と言われると
すごかった、と的外れな感想しか言えないような状態で戻ってきました
ようするに“のまれた”感じです
でも、当時の私たちは
まるで自分たちが一回り大きくなったような気分
まあ、フラワーEXPOというものがどういうものか知らずにいったので
仕方ないと言えば仕方ない

そして、2回目
さすがに少しだけ目的を持って行きました
フラワーEXPOでは専門セミナーがいくつか開催されています
生花店向けのディスプレイ講座や切花の品質保持講座、
実践で使えるいけこみやアレンジの提案、
経営についてや生産者向けの花業界動向など

セミナーというものは巷に溢れていますが
花屋さん向けというピンポイントのものはそうはありませんし
地方に行けば行くほどそういう機会に恵まれません
ですので2回目は夫と私で別々のものを2講座ずつ受ける
ということを重点的に参加しました
もちろん各ブースも堪能ながら
直接仕入れができるメーカーさんを見つけて
さっそく実務に生かしてお客様に喜んでもらえるという経験も
初めてできました

そして今回
今回ははっきりとしたテーマを持って臨みました
直接仕入れられる商材の発掘、
お客様に提案できる新商品や定番商品を定期的に仕入れるメーカー探し
ですので、意外と効率的に回れるだろう
なーんて思っておりましたが
出店者数は年々増加していますし
現実的に興味がありすぎて
1つのブースで説明を深く聞くことで時間が足りなくなる始末
でも、最初の年は説明を聞くこともままならなかったような気がするので
やっぱり成長はしているんだろうな
とにかく過去3回の中で
すぐに生かせそうな商材やメーカーさんとの出会いの数は断トツでした

そして自分たちの様子は棚に上げさせてもらって
各出店ブースの方の様子に目を向けると・・・

明らかに上からの指示で出店係となり
どうしたもんかな~となっている方もちらほら
そりゃ、地方の小さな生花店だし
(生花店、アレンジ教室主催、市場関係者、生産者、などは
 首から下げている札の色でわかるようになっているのです)
直接、その商品の取引はできないかもしれないけど
だからと言って一生懸命花を見ている私たちに
説明もする気がないようで座ったままボーってしてる人ってどうなの?
と思うこともありました

逆に新しい商材やサービスを知って(契約して)もらうために
ディスプレイ、ポップに個性を出し
来店者に興味を惹かせ、商品説明→名刺ゲット→契約までの
戦略を持って臨んでいる多くの出店者さんがいました
派手な演出やポスター、商品がなくても
商品に愛情を持って“これを知ってもらいたい”という想いを
持っていらっしゃる生産者さんには自然と足を止めてしまいます

たとえば、秋田でNAMAHAGEというダリアのブランドの宣伝に来られているブースの方は
本当に感じ良く一生懸命説明してくださって
私たちの力ではすぐすぐどうなるものでもないのに
手を抜くことなく伝えようとしていらっしゃって
今でもこうやって思い出すわけです


何かの折にこちらのブランドを目にすることがあれば
やっぱり“仕入れてみようかな?”となるわけですものね
そこにはお花の魅力プラス、関わっている方々の力が必ずあります
(決してお土産においしいリンゴジュースをもらったから、
 ではありません。し、それもあります、が)

そんなこんなであっという間で終わった2日間(イベントは3日間あります)
一緒に開催されている他の部門を見ることができずに
ちょっぴり残念でしたが
でも過去2回の反省を生かしたものとなり
今回は少し収穫があったと言えるかな?

ただ、雰囲気にのまれることもなく・・・とまではいきませんでしたので
4回目は用意周到、完璧な計画、作戦を練って
制覇してやろう。。。という予定です
いつの日か

たぶん

きっと

それではまた お話しします

ははうえさま~

いっきゅう~

2012/10/28 10:10 | eri | No Comments