トランペットにまつわるお話を書こうと思いつつ、なかなか思いつかず…。
そういえば、トランペットを吹きながら登場するヒーローがいたな…、とか、思い出してもみたのですが、あまり膨らまず…。
しかし、そこを踏ん張って、膨らませてみますね。
トランペットを吹きながら登場するヒーローとは、ずばり、『キカイダー01』です。
結構好きだったような気もしつつ、それほど覚えているわけでもなく。なのでちょっと調べてみました。
1972〜73年に、『人造人間キカイダー』が放送され、その続編として『キカイダー01』が放送されたようです。『仮面ライダー』と同じ原作者、制作会社による、特撮変身ヒーロードラマ、とのことです。
1972〜73年というと、ぼくが6歳、7歳のころですが、ぼくはこの作品をリアルタイムでは観ていなかったと思います。ぼくの出身地、静岡県では、当時、民放はフジテレビ系列とTBS系列しか放送局がなく、『キカイダー』はネットされていなかったような気がします。
多分、本放送の翌年とかその翌年くらいのタイミングで、本来系列ではない地方局が買って、改めて放送されていたのを観ていたのだと思います。
ちなみに、『人造人間キカイダー』のほうでは、ヒーローはギターを背負っていたようです。
ギターを持ったヒーローといえば、キカイダーよりむしろ、スナフキンを代表格としてあげたいところではありますが…。
で、『キカイダー』というとぼくは、『タイガージョキンダー』というヒーローを思い出します。
「ダー」に唐突感があることが共通項ですね。ちなみに『仮面ライダー』の「ダー」は「ライダー」という言葉の一部なわけで、「ダー」に唐突感はないです。
さて。
『タイガージョキンダー』のことを知っている人は、ほとんどいないはずです。
なぜなら、それはぼくの親父(3年ほど前に他界しているのですが)が作った、オリジナルヒーローだからです。
酔った勢いで作って子供に聞かせた、与太話的なヒーロー物語です。
ぼくが小学校に上がるより前の頃だとは思うのですが、寝かしつける際のお話として、親父がよっぽど機嫌のいいときに、適当に作って聞かせてくれました。
親父は適当に道楽者でしたので、お父さんらしくしてもらった記憶はそれほど多くはないのですが、この『タイガージョキンダー』の話しをしてもらったことは、楽しい記憶として残っています。
よっぽどタイミングが重ならないと飛び出さない話しでしたので、そういう意味でプレミア感もあったんですね。
で、このヒーローがどんなルックスなのかというと…。
1度、『タイガージョキンダー』を絵に描いてもらったことがあります。
顔がタイガーマスク、そして、手が「バルタン星人」のようなハサミになっていました。
…。
まったくもってパクリです…。
絵に描いてもらって、そのパクリ感にがっかりもしたものですが、『タイガージョキンダー』というネーミングは、子供心に大いに評価していました。
ばかばかしい度合いが、逆にイマジネーションを膨らませてくれたものです。
ちなみに親父は、その昔、高校球児だったので、野球好きでした。大の阪神ファンでした。
『タイガー〜』は、阪神からのインスピレーションであったことも、子供心に容易に察しはついていました…。
というわけで、今回は、あまりに唐突、そして支離滅裂ですが、親父の思い出の回、ということにさせていただきます。
『タイガージョキンダー』。語り伝えたい話です(ほんとか!?)
押忍。