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2012/09/30

早いもので、もう今日で9月も終わりです。
こんな日に思い出すのが、この歌です。

さて、それはともかく今日コラムを書いておかないと「Regular Writer」はく奪になってしまいますので(苦笑)、なんとか書いてしまいましょう。
ご記憶の方もおられるかと思いますが、実は私いくつかの連載物を途中で放り投げている状態でした(爆)。
大変申し訳ないので、とりあえずそのうちのひとつを今日片づけておこうかと思います。

ボディビル大会のシーズンも、いよいよ10月7日の日本選手権を残すのみとなりましたが、実はチケットの入手がちょっと危ない状況になってまいりました。
今年は大阪市で開催されるのですが、男子でかつて日本選手権4連覇を達成した大物選手が、7年ぶりに参戦するということで盛り上がってしまったようです(苦笑)。
できれば、画竜点睛を欠くようなことのないようにしたいとは思うのですが・・・
というわけで、前回はボディビル競技の大会の流れをご説明させていただきましたが、今回はそれ以外の「健康美」「フィットネス」「ボディフィットネス」の、3つの大会における流れをご説明させていただきましょう。

ボディビルが「予選」「決勝」の二本立てで行われるのに対し、これら3競技は「第1ラウンド」「第2ラウンド」「第3ラウンド」の三本立てで行われています。
もっとも、第1・第2ラウンドを「予選」、そして第3ラウンドを「決勝」と位置付けることもできます。

まず第1ラウンドは、全選手がビキニを着用して「回転演技(クォーターターン)」を行うことにより、審査が行われます。

以前ご説明しましたが、「回転演技」を行うときはまず最初に「フロントリラックス」というポーズをとり、「Turn to the right(右を向いて)」の号令とともに右に90度づつ回転します。
この第1ラウンドで、健康美及びフィットネスでは各選手オリジナルのビキニを着用しますが、ボディフィットネスの場合は黒ビキニで統一されます。

続いて第2ラウンドですが、これは3競技それぞれ特色があります。
まずボディフィットネスですが、各選手オリジナルのワンピースを着用して、第1ラウンド同様に「回転演技」を行います。

次に健康美は、オリジナルのワンピースを着用し「回転演技」を行うことまではボディフィットネスと一緒ですが、さらに「ダブルバイセップス」「サイドチェスト」「バックダブルバイセップス」の3ポーズもあわせて行います。

そしてフィットネスにおいては、この第2ラウンドこそメインと言っていいでしょう。
「ルーティンラウンド」とも言われますが、各選手それぞれ工夫をこらしたコスチュームに身を包み、力強さ・柔軟性・持久力・巧緻性などをアピールする、90秒以内でのフリーパフォーマンスを行います。

そして第1・第2ラウンドの審査結果によって入賞選手が選抜され、入賞選手のみが最後の第3ラウンド(決勝ラウンド)に臨むわけです。
健康美では、第3ラウンドで初めて「自由演技」というパフォーマンスを行います。
ボディビルで言うところの「フリーポーズ」、フィットネスで言うところの「フリーパフォーマンス」に相当しますが、演技時間が45秒と短めです(苦笑)。
しかし、その短い時間の間に各選手が創意工夫をこらした健康美の自由演技は、私が最も魅力的に感じているところでもあります。

一方、ボディフィットネスの第3ラウンドはやはり「回転演技」のみで審査されますが、今度は各選手オリジナルのビキニを着用します。
3種類の水着で各選手の魅力を楽しめるのが、ボディフィットネスの持ち味かもしれませんね。

またフィットネスの第3ラウンドは、第1ラウンド同様各選手オリジナルのビキニで「回転演技」を行います。
フィットネスは参加選手が少なく予選落ちがめったに出ないので、第1ラウンドの繰り返しになるケースがほとんどですね(爆)。

そして最後に順位発表・表彰式となるわけですが、ボディビルのような「ポーズダウン」というものがこれら3競技にはなくて、入賞選手全員が整列した状態で下位から順位が発表されていきます。
そして順位を発表された選手が順次後方の表彰台に下がり、最後まで順位を発表されなかった選手が優勝という流れは、ボディビルと同様です。
実は健康美にはポーズダウンがあって、ボディビルとは違った華やかな感じが好きだったのですが、今年9月2日に行われた健康美の全国大会「ミス21健康美」では、ポーズダウンがなくなってしまい残念に思いました。

以上が、各競技の大会のおける流れでした。
今年はもう大会も終わってしまいましたが、来年以降に「観戦してみようかな」という方は、参考にしていただければ幸いです。

2012/09/30 09:31 | yamane | No Comments