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17日から22日まで、卒業式ウィークでした。
『卒業式・入学式=桜の季節』のイメージは日本だけですね。
やはり、私には4月始まり3月終了の感覚が抜けておらず、少し変な気持ちで卒業式を迎えました。
卒業生はそれぞれ最高のオシャレをして登場。
晴れ晴れとした顔で、誇らしさすら感じました。
たくさんのご家族も同席しており、会場は華やかさ一色。
先生方も皆さんお揃いの色の洋服・デザインでこの日のために用意したとか。
すでにカラオケも開始されていて、ステージ上ではダンスのパフォーマンスも!
私の大学ではこのようなパーティー形式の卒業式はありませんでした。
日本なら大体同じだとは思いますが…
あったとしても、式終了後の謝恩会くらい。
各式典で、全員の学科内での順位を発表します。
席順は順位順になっていて、誰が首席なのか一目瞭然。
学科を越えた各学部での上位10名も発表されます。
数学科から何人入った、など先生方の盛り上がりもひとしお。
私が所属する地質学科は第一期生が来年卒業なのでこの輪には加われず。
でも、ひそかに上位10名に1人でも!と競争心を燃やしてみたりしました(笑)
1人1人に卒業証書やトロフィー・メダルが授与されます。
約2500人全員に!
ゴロンタロ大学ではこのお祝いムードが1週間も続きます。
大学全体・学部別・学科別・個人などなど…
大学全体の場合は場所の都合上3回に分けて行われます。
学部・学科もホテルや結婚式場を借りて行う。
ゴロンタロの方はお祝い事が大好きです。
何かあればすぐにカラオケ、そしてパーティー。
大学を卒業出来るということは大変名誉なことです。
でずか、私にはやはり何回もパーティーを開催する“意味”が見出せません。
新学期の授業も始まっているので、回数が増えるごとに私のイライラも比例の一途です。
各式典・パーティーが終わるたびにゴロンタロ大学の学長や各学部長が私に尋ねます。
『盛大な式典を何回も開催出来てすごいだろう』と。
この質問はさらに私のイライラを加速させます。
大学全体の式典時には、愛想よく返事していました。
しかし、最後の方になってくるとチクッと言ってやりたい衝動に駆られてしまいました。
『何回もパーティーが開けるなら、そのお金で教科書を買って下さい、その時間で授業させて下さい』と。
今は大人気ない発言だったと反省しています。
もっと、柔軟に生きていけないかと反省した一週間でした。