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2012/08/31

こんばんは。
今日は前回の予告通り、営業方法の具体的な内容などを語ってみようかと思います。
(あくまでこの業界での話ですが)
一番最初は、数ある方法の中でもっとも多く採られている手法であり、かつ、ハイリスク・
ハイリターンな方法である、イロコイ営業について取り上げます。

 

まず、イロコイ営業って?という方のために簡単にご説明しますね。
イロコイ営業とは、お客様の恋愛感情に訴えかける営業方法のことです。
(なぜかカタカナで書いちゃうんですが…でも感じとしては色恋営業ではなく、あくまで
もイロコイっていう認識です。ちなみに嬢同士のメールでもカタカナで書くことが多い。)
お客様は、普通、そのキャバクラ嬢に好意を持って、「彼女とあわよくば○○したい!」み
たいなお気持ちで指名をされることが多いので、この営業方法はものすごくスムーズにお
客様を来店につなげることが出来るのです。
また、女の子に特別なスキルが無くても過去の経験などを活かすことが出来るので、新人
は、ほぼ例外なくこの手法を無意識にしろ採用していることが多いように感じられます。

 

具体的な方法としては、とにかくマメにメールをする、電話をするなどの積極的な内容か
ら甘えることまで含まれます。

例えば「○○さんしかお願いできる人いないの!」などとごねてみたり、「今日××さんと
同伴なんだけど…○○さん、都合付かない?」などとブッキングさせてみたり。
「○○さん、今日何してるの?」といった普通の会話なども織り交ぜつつ、要するに「わ
たしにはあなたしかいない」という刷り込みを行うのです。
その結果、お客様は女の子の言うことを真に受けて、いっそうハマってしまう、という状
態が発生します。女の子に喜んでほしい一心で散財されるお客様もおりますので、女の子
の時給もあがり、更にお客様を大事にする。ハイリターンたる所以ですね。

 

上手な女の子だとこの方法を使ってもさほどお客様に深入りさせないのですが、初心者が
やりがちなのがお客様に本気で思われてしまうこと。
もちろん、そうなるように仕向けている訳ですから、疑似恋愛を通り越して本気になるこ
とも十分考えられるのですが、女の子とお客様の間に心情的な溝が入ってしまうことにも
なり、この場合はハイリスクということになります。
(この場合、最も極端な例だとそれこと警察沙汰になることも…。)

 

わたしもこの方法を使っていたわけですが、色々痛い目も見て自分なりに決めたルールは
既婚者にはこの方法を使わない、使う相手は厳選する(=お付き合いしたいと言われたら
考えられる相手にする)というものでした。
自分についてくれたヘルプの子にもそれを徹底して教えたので、さほど大変なことにはな
らずに済みましたが、お客様の心をもてあそぶような営業方法でもあり、本当に諸刃の剣
だなあ、と思います。

 

この営業方法を使う女の子(ホストの場合は男の子)は、どうかそのあたりを十分注意
してほしいものですね。

 

2012/08/31 06:35 | chica | No Comments