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Salsa!良い傾向だぜ!
ココjunkstageに書かせていただくようになった当初から、一貫して訴えてきたコトがある。
『サルサの楽しみ方は、様々!
ダンス・レッスンとダンス・パフォーマンスばかりがサルサじゃないんだぜ!
踊るばかりがサルサじゃないんだぜ!
例えば、美味しいもの食べて、楽しく飲んでお喋りして、歌って、叩いて、弾いて楽しんだら もっと楽しいぜ!』
おおお!こうやって書いてみると改めてサルサって素晴らしいな!
仲間や家族と美味しく飲んで、食べて、お喋りして、叩いて、弾いて、歌って&踊って楽しめる音楽なんだよな!
↑コレは、音楽としてとても普通のコトである。本来はッ!
大衆音楽として、世界のスタンダードな型であるし、大衆音楽の真髄!本質の型!ということだと思う。
そもそもは、どんなジャンルの大衆音楽もサルサ系の音楽と同様に様々な楽しみ方ができる音楽として成立したハズだが、
音楽産業のマーケットが広がるに連れレコード・セールスを中心に発展しちまったもんだから、 個人が個人として楽しむ形としての録音物を大量に販売できれば成功(^O^)/
宣伝の為にラジオやテレビで流す。ディスコで流す。
という形になっていた。
もう、80年近くそうゆう形態なもんだから、
当然、そうゆうもんだと思い込むよな。
そこんとこ、SALSA系の音楽に関しては、皆で、飲んで、食べて、お喋りして、叩いて、弾いて、歌って&踊って楽しめる形態を今もなお維持する側面を持ってると思う。
サンバも沖縄も幸いにして同様かと思う。
日本にも、人と食事と酒と太鼓と楽器と踊りの文化があった。
祭もそうだし、
建前の宴会なんかもそうだし、
三味線をバックに宴を楽しむナイトクラブがあったワケだし、
ただ、どっかで失くしちゃった。
ラジオやレコード、映画の普及で
日本にも、ジャズ、ブルース、カントリー、ロックンロール、シャンソン、カンツォーネ、キューバ音楽、ブラジル音楽なんかが入ってきたワケなんだけど、
ただ流れこんできたワケじゃない。海外で流行ってるから入ってきたワケだし、各国の情勢などにも左右されてきた。黒人が元気になれば、ブラックミュージックが流行る。ラティーノが元気になればラテン音楽が流行る。映画にも使われる。
1990年を前にして、アメリカでラティーノ達が元気になってきてサルサが再び元気になりはじめた頃、日本から世界に通用する『オルケスタ・デラ・ルス』が羽ばたいたことで、日本にも再びラテン音楽がドカ~ッと流れこんでくる。
それでも、唐突な流れじゃなかった。下地があったんだ。
日本人音楽家の諸先輩方は、もともとキューバ~ラテン音楽をしっかりと勉強されてる方々が多かったし、ファンも多かった。
さらに日本は、その頃まで大フュージョン・ブーム!
大フュージョン・ブームを支えたミュージシャンの方々もラテン音楽をしっかりと勉強されてる方々が多く、ファンの耳にもそのラテンテイストはしっかりと伝えられていたんだな。
しかし、自国のナイトクラブミュージックを失っていた日本人にとって、音楽の楽しみ方というのは、
・レコードを買う・聴く
・大会場にコンサートを観に行く
・個人として楽器を弾いて真似てみる
程度の楽しみ方しかできなくなってしまってたんだな。
そして、突如として浅草のサンバ・カーニバルが注目を集めはじめる。
そして、サルサも『踊る音楽』としてOLさんのお稽古事的に普及しはじめた。
サルサ=踊る音楽
と俺も最初は思ったし、
コレは、素晴らしい!!
文化だ!!
踊る=教養だ!!
くらいにまで思ったよ。
しかし、あっという間にダンス・レッスン、ダンス・パーティー、ダンス・パフォーマンス ダンスばかりに特化したサルサに違和感を感じる様になっちゃッた。
でも、気が付いたら、知らないのは自分ばかりで、サルサ系の音楽を
ダンスばかりに特化して楽しんでる人達ばかりじゃなかった。
ライブを楽しむ人達、
ライブをレストランで楽しむ人達、
演奏して楽しむ人達他いろんな人達がいたんだ。
しかも、それが、全部超楽しかったんだ♪
その頃はさ、俺同様に他の人達を知らない人達が多かったんだろうね。
人の流れがバラバラだったんだ。
ダンスをする人、
ライブを観る人、
レストランで楽しむ人、
飲む人、
ナイトクラブオンリーの人、
みんな一緒に遊べばイイのに!
って、余計なお世話を考えたし、
気に食わなかった。
そのうちに、20人~30人~40人なのか、いろんなところで会う人達と友達になっていった。
そ~ゆ~人達って、やっぱりお酒を楽しく飲む人達だし、楽しいダンスをする人達だし、音楽を感じるダンスをする人達だったんだよな。
かたや、ダンス・レッスンなんかがどんどん普及してくと、
どんぐりの背比べみたいな大衆音楽のダンスなのに『上手いor下手』を尺度にする連中や
ダンス教室の流派を尺度にする連中も増えてきたり、
挙句の果てには、音楽を無視してカウントだけで踊る型ばっかりの俄先生も増えてきてしまったりで、
あ~、そ~ゆ~のは、公民館なりスタジオなり借りて独自な世界でされた方が、、、
バーや、レストランやナイトクラブなんかの公の場じゃ ちょっとキツイよね(^_^;)
的な傾向も膨らんでしまってたのよ。
飲んで、食べて、お喋りして、生演奏聞いて、生演奏で踊って、場合によっちゃ演奏に参加しちゃったりして♪ みたいな場所は、Bodeguitaしかなかったもんな。
なんでもあり♪
つまりは、思い思いに楽しむ人達が快適に過ごせる場所。
今は、MUSE★LATIN ACADEMYがある!!
ココは、もともと音楽学校なんだけど、ダンスも楽器も教えてくれる!! いや、そりゃそ~だよな♪
サルサという音楽を知らずにサルサのダンスだけ踊れ!ったって、そりゃ限界が近い(^_^;)
さらに、ココのパーティー 「ヨヨギ・デスカルガ』は素晴らしいぞ!!
飲んで、歌って、演奏して、踊って楽しむ完全参加型!!
しかも、音楽もダンスも現役のトップ達が案内してくれるから嘘がないぞ♪
2年前、池袋にRelacionesがオープンした功績も、とんでもなくデカい(^O^)/
Relacinesとは、『人と人との繋がり』を意味するらしいのだが、
このお店は、サルサ音楽ファンとサルサ・ダンス・ファンの
本来あるハズのない垣根をブチ壊したよ♪
従来からのサルサ・バーも各店
生バンドを入れる機会が増えてる。盛り上がってる♪
イベント・タイトルと主旨を
『◯×△ライブ!!』じゃなくて
『△×◯パーティー ライブ:◯×△』とか
『◯×△ライブ・パーティー!!』
にすれば、もっとイイのにと思ったりもするが、、、
当然、ラテン音楽家のライブ活動はどんどん活発になってる♪
さらには、俺もやってるみたいに、お客様方に楽しんでいただく&一緒に楽しむアマチュアのSon~Salsaバンドもどんどん増えてる♪
Salsa!良い傾向だぜ!
そもそも、人々が一日の仕事を終えて集まって楽しむ時間に、
飲む、食べる、喋る、笑う、歌う、楽器を弾く、太鼓を叩く、踊る。
この営みは、全部同じことなんだと思うんだ。