映像に音楽が与える影響はとても大きい。

例えば、臨場感をだすこと、視線を画面の音源になる部分に向けること、映像にテンポをつけること、喜怒哀楽の表現を大きくすること、テーマ音楽などによるイメージづけをする事など、多くの重要な影響を音楽は映像に与えている。

おおざっぱに言えば、音楽は映像と互いに助け合い、映像の効果を高める役割があるといえる。しかし、音楽が映像に与える影響はこれだけではない。

私がもっと注目したのは、音楽を聴くことで映像が頭をよぎることだ。これは映像だけでなく、ある音楽を聴くと過去の思い出を鮮明に思い出すことも当てはまる。

ミシェル・シオンのミュージックコンクレートを聴いたとき、音楽よりも音を聴いたときに

見えた映像のほうが今でも印象強かった。