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2012/08/10

今回は、レズビアンのミカさん(仮名・17歳)と中橋の対談です。

中「ミカさんは、現在高校生ですが、自分がビアンだということに気付いたのはいつ頃ですか?」

ミカ「中学の頃には、はっきりと気付いていましたね。初めての彼女が出来たのも中学の頃だし」

中「早い方なんですか?恋人ができるのが中学時代ってのは?」

ミカ「全然(笑) 小学生同士の恋人もいますよ普通に。ビアンやゲイって意味じゃなくてですよ。異性同士のカップルって、中学生なんて普通ですよ。ドロドロ恋愛もあったり。高校生なんて、もう、おばさんですよ(爆笑)」

中「おじさんには、考えられない世界です(焦) まぁ、現代っ子は何でも早いんですね。ところで、レズビアンであることを周囲にはカミングアウトしているの?」

ミカ「姉と仲の良い友達には話しています」

中「カミングアウトした時の反応はどうでしたか?」

ミカ「姉からは、親には言うなと言われましたが、姉自身は受け入れてくれましたね。友達は、以前よりもっと仲良くなりました」

中「お姉さんの心配はわかるような気がします。友達は良い人たちで良かったですね」

ミカ「親にはいつか言おうと思っていますが、将来お見合いさせられそうになった時とか…、友達は本当に今の私には最高の宝物です」

中「意地悪な質問かもしれませんが…、ミカさんは、まだ17歳だから、今後もしかしたら、恋愛しても良いかなって思う男性が現れたりすることも否定できないのでは?」

ミカ「自分がビアンだってことは変わらないと思いますよ。興味本位って言ったら相手に失礼かもしれないけど、男子と付き合ったこともあるんです。でもやっぱり無理だった。友達ならいいけど、恋愛は完全に無理。気持ちが全然違うんです。これってもう、生まれつきじゃないかな」

中「そうでしたか(焦) お若いのに達観していらっしゃる(笑) 確かに、ビアンやゲイの方の中には、自分のセクシャリティは生まれつき決まっていたんだと言われる方が多くいらっしゃいます。ミカさんは、経験を踏まえて、自分のセクシャリティに確信を持ったんですね」

ミカ「難しい理屈はよくわからないけれど、同性が好きで、友達じゃなくて、恋人として付き合いたいっていう気持ちが100%正直な気持ちです」

中「若い人に是非聞いてみたいのですが、同性婚についてどう思いますか?」

ミカ「したいです!将来は絶対、好きな人と結婚したいです。何で日本はダメなんですかね。男女は結婚できるのに、どうしてビアンやゲイは結婚しちゃだめなんですか?外国ではできるのに、どうして日本ではダメなんですか?日本は色んなことで外国より進んでると思っていたけれど、どうしてこれは遅れているのでしょう。私が大人になる頃には、結婚できるようになって欲しいです」

中「とても素直で自然な感覚ですね。大人の事情というか、様々な障害はあるのですが、日本でも同性婚やそれに類似した制度は、将来的には必ずできると思います」

ミカ「その時までに、結婚相手をゲットしておきます(笑)」

中「自分のセクシャリティに正直に生きながら、高校生活を謳歌しているミカさんに爽やかさを感じました。楽しい10代を満喫して下さいね。まだまだオバさんではありませんから(焦)」

ミカ「ありがとうございます。そろそろ受験とかで息苦しくなりますが頑張ります!」

中「頑張って下さい。今日はありがとうございました」

ミカ「こちらこそ」

2012/08/10 12:01 | nakahashi | No Comments