昨日も今日も、雨は降らないはずでした。
しかし、今日は私のいるところでは降らなかったものの、
昨日はしっかり降ってくれました。

場所は西宮北口。
8月4日の「ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ追悼演奏会」
その合わせのために、芸術文化センターから、
千里中央付近にあるほわっとにバイクで向かおうと、
「トスカ」の最後のシーンの叫び声を舞台裏から叫び、
楽屋に戻ってかばんを掴み、
劇場から飛び出したら、なんとそこは土砂降り。

「冗談じゃないぜ～！！」
ぼやきながら劇場前の広場に来たその時・・・

ガラガラガラ！！！！！！

雷でございます。
それもかなりデカいやつ。

私に苦手なものは数あれど、
雷もその代表格であります。
一瞬硬直して立ち止まってしまったのですが、
ついでに、
「ヒィ～～～～～～～！！！！！！！！」
思いきり絶叫してしまいました。

大の男が「ヒィ～！」なんて叫ぶ姿、
漫画なんかで見たことはあるかもしれないけれど、
実物見るのはきっと初めてだったんでしょうね。
座って友達と喋っていた若い女性たち、
大爆笑してくれました。
なんと恰好悪かったこと！！

もちろんその後はご想像の通り、
合羽は着ているものの、あちこちずぶ濡れです。
笑われた心も涙に濡れつつ、
合わせに走りました。

・・・ついでながら、
合わせもいろいろ泣きました、
というより、焦りました。
頭をいろいろ抱えました。
シューマンにあれだけ手こずったのは初めてです。
しかも詩人の恋の冒頭部分。
一体どれだけやってきたんだよ、これまで。
久しくリートを歌わないうちに、
これだけ声による統率力が衰えているとは思わなかった・・・。
つか、そんな力、使わなくていいようにしていただきたいものです。(笑)