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日本は梅雨明けしましたか?トンガの鈴木です。こちらは先日最低気温が14度まで下がりました。例年に比べると今年の冬は寒いようです。
さて、7月末のトンガは、トンガ最大のまつり、ヘイララ・フェスティバルというお祭り一色です。元々は国王の誕生日を祝い、一週間ほどお祭りをしてたものが発展したものらしいです。これは7月一杯まで続きます。
先週の金曜土曜とブロックパーティー(日本で言うなら歩行者天国で屋台が並ぶといった所か?)が行われ、日本人コミュニティーは留学生会(日本の大学で勉強したトンガ人の卒業生会)がメインとなって、盆踊りフェスティバルと日本食コーナーを実施。基本的にはトンガ人が主導権を持ち、日本大使館、JICAおよびその他日本人はそのサポートというスタンス。留学生会の中では、食事担当、踊り担当、PR担当等々別れてそれぞれ計画を立てて行動していた模様です。
で、僕に電話がかかったのは「たこ焼きの作り方を教えて欲しい」と。プレートは僕ともう一人日本人が所有してますので、それを使ってということで、一日たこ焼き講習会を事前に行って、インスタント麺で焼きそば講習会もついでに。講習会もなにも、野菜炒めとゆで麺を合わせるだけなんですけどねwww。当日はトンガ人が作るということでしたが、プレートは9穴と14穴の2枚、22個しか焼けないから、あらかじめ焼いてパック詰めして、保温の効くクーラーボックス等で用意しておいた方がいい!!焼きそばも、向こうで麺を煮て作るのは大変だから、半分はこっちで作っておいた方が効率がいい!!とかなり念を押して、忠告しておいた。そして、納得もしてくれた。
で、当日、昼過ぎに学校が開けたので、様子見と手伝いを兼ねて、担当者のお宅を訪問。いやぁビックリしました。5時から始まるというのに、3時半過ぎの時点で下準備の途中www。しかもこれからおにぎりも作ると。おにぎりとか言ってたっけ???で、用意されたご飯は
「あ、今冷ましてるから!」
それは、酢飯だろ~~~!!!
ボロボロのご飯でおにぎりをニギルのは結構至難の技www。しかも具は、汁だくのツナマヨ!握りづらいったらありゃしないwww。
そんなこんなで結局下準備の状態で現場へwww。
で、実際の焼き始めたはいいが、トンガ人が作るって言ってなかったっけ???ま、予想はしてたけど。で、僕は結局たこ焼きに終始。実際にああいう場で焼いてみて思ったことは、本職のたこ焼き屋のすごさ。今回は僕とJICAボランティアの何人かで同時のたこ焼き器を囲んで作ってましたが、それでも素早くできず、うまく回せず、いびつになってしまいました。本職の彼らはその数倍の広さのたこ焼き器を、一人でやってるんですよね。会計も含めて。拍手ものですwww。
たこ焼きという食品自体珍しいのと、回転が遅いということもあって、できたら即売り切れる状態でした。準備した量は完売。感謝です。
その他日本食は、焼き鳥、焼きそば、おにぎり、天むす、里芋の煮付けという感じで、どれも基本的には完売。
さて、先にも書きましたが、今回は日本食の出店と盆踊り。実は6月ごろから躍りの練習をやってまして(僕は最後の2回だけ参加)、会衆を巻き込んでの盆踊り(炭鉱節、東京音頭)の他、ソーラン節(以前金八先生でやってた奴ですね)と日本とは関係ないですけどZumba(エアロビ系)。この4曲を披露。盆踊り2曲はそれほど動かないのでいいのですが、残り二つが屈伸運動が多く、日頃極力汗をかかないようの生活してる僕は、すっかり筋肉痛に…。ヘタレです。その4曲の踊りを4回行って、大いに盛り上がりました。動きの少ない盆踊りは、和太鼓に回され、そちらでも汗をかくはめに…。
と、こんな感じで、全体を見れば大成功でしょうね。料理の準備とかには課題が残りますが。
早い時間帯に、先日結婚されたトンガの皇太子(日本のNHKでも放送されたようですね)もやって来てくれました。そして、結構長く、恐らく30分以上いまして、盆踊りの際、「一緒に踊っていただければ嬉しいのですが」と声をかけたら、素直に「はい」と中に入って盆踊り踊ってました。まだまだ若い青年ですけど、なかなか好感持てました。
というわけで、おにぎり作りから含めると、9時間立ちっぱなし+躍り数回と、それはそれは疲れる一日でした。ま、みんな楽しんでくれたようで何よりです。
来週はミスヘイララ(ミストンガですね)のコンテストや、フロートパレード等も予定されてます。この時期、7月下旬にトンガを訪問されると、ヘイララ祭がありますので、いい時期かもしれません。ちょうど日本人にとっては過ごしやすい時期でもありますし。
それでは、また。