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たま~にですけど…
声優になるには良い声じゃないとダメなんですよね?なんて質問をされたりする時があります。
そうだよ!僕みたいな良い声じゃないとね!わはははー…
…なんて答えられればいいのかもしんないですけどそんな答え方だとイラっとされそうだし、そんなに僕は美声でもないのでリアリティ無いだろうなって思うので~…
んな事ぁないと思います…ょ…
…なんてお茶を濁したような言い方で答えてしまう事が多いような気がします。
まぁ、良い声に越した事はないとは思いますけど、そんなに良い声って必要なんですかねぇ?逆に教えて欲しい位です(笑)。でもやっぱり『声優』っていう読んで字の如くな文字から察するところ…声が優れていなければならないような気はしますよね。
じゃあそもそも良い声ってのは何なのか?
カッコイイ声だとかカワイイ声だとかってのが一般的に思いつく『良い声』なのでしょう。
果たしてそれだけが『良い声』なのでしょうか?そういう人しか声優になれないのでしょうか?
んな事ぁないと思います!
僕は基本的に世の中の人全員が良い声だと思っています。え?酒を飲みすぎて声がガラガラになっちゃってるけどこれでも良い声なのかって?はい!そりゃ立派な良い声ですよ。太りすぎて声がデブっぽい?おお!それも素晴らしい声じゃないですか!声が虫みたいってよく言われるんですけど?それはもはや神レベルで良い声ですね!素晴らしいです!
どんな声だって素晴らしいんですよ。どんな声だって声優にはなれるんですよ。カッコイイ声ならカッコイイ役をやればいいし、デブっぽい声だったらデブの役をやればいいんだし、虫みたいな声だったら虫の役をやればいいんです。
声優っていう言葉のイメージからしてみたら声ってのは大事なような感じがしますが…もっと大事なのは…
中身じゃないでしょうか?
声を出す前の段階の事ですけど、台詞なり文章なりをどう表現するかなどを考えたり…その他諸々ありますが、それらをまとめて最終的に声にするわけです。台詞だったら役の気持ちを考える必要があるでしょう。文章だったらどういう事が言いたいのか、伝えたいのか…色々考える必要があります。ここら辺を全く考えないで声を発するとどうなるか…容易に想像できると思います。
いくら声が良くても中身がしっかりしていないと意味が無いという事です。声は楽器みたいなものだと思っていただいて結構です。高価で素晴らしい楽器を持っていたとしても、その楽器をまるで使いこなせなかったら高価な楽器を持ってても無駄ですよね?
声優としてちゃんと仕事をしていく為には中身をちゃんと鍛える必要があるっていう事ですね。そこがしっかりしていないと仕事になりません。楽器(声)がめちゃめちゃ良いのに中身がヘッポコだと…楽器が良いだけに物凄くヘッポコさが目立っちゃいますから大変な事になりますよね。え?お前の楽器(声)はヘッポコだから中身がヘッポコでも目立たなくて済むな…ですって!?
余計なお世話じゃー!!
…コホン。
楽器だの中身だのと曖昧な事をぼやきましたが、そういう色々な事が一つとなってはじめて『良い声』と呼ばれるようになるのではないかしら~…と、僕は思います☆彡