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2012/07/12

皆さん、こんばんは♪

今日は、長いよ♪  長文だよ♪  前振り90%!!!
ところで、善良な労働者の皆さん♪
『SALSA』って、響きを聞いてどう思う???

例えば俺の場合、『SALSA』とか『LATIN』とかってさ、大学を卒業した1990年頃までに特別に意識してる音楽じゃなかったんだけど、『好き!』って思っては、いたんだよね。

『ソレは、追いかけてないけど、俺の好きな音楽だ!』って、思ってた。

だって、ソレが、ジャズやブルースやクラシックなんかと同様に
ポピュラー音楽の重要な要素であることを知識として知ってたし、
ラテン・テイストの好きな曲だって例えばJazzの中にも当然あったワケだしね♪

その1990年頃、俺が社会に出た頃の日本のレコード販売は面白かったんですよ。

音楽の再生装置が、レコードプレイヤーから一気にCDプレイヤーに代わって、
そして、シングルCDってのが、急激に普及した。


最初に売れたシングルCDって知ってるかい?

・米米クラブの浪漫飛行
・ランバダ
・ジプシー・キングズのインスピラシオンって言うか、鬼平犯科帳のエンディング・テーマ曲だぜ♪

そして、『踊るポンポコリン』と『ラブストーリーは突然に』が発売&バカ売れ!!

B’sとチャゲ&アスカ、サザンとユーミンと山下達郎と杏里と竹内まりや他の
TVドラマ絡み時代に突入するのよ。

おニャン子、ボウイ、プリンセスプリンセス、TMN、尾崎豊時代は、終った。

さらに、セルビデオの躍進も凄まじかった!! ディズニーですよ♪
ファンタジアのセルビデオ発売に繋がってゆく。

そんな、くだらない話はさておき、ロバート・ジョンソンの音源がCD化され&バカ売れしたのも、この年だ!!!

その後のFunk系のCD化オンパレードという、超有難い話に繋がってゆく。

まぁ、ともかく、面白い年だったと思うんだけど、、、

良い子の皆さんには、是非とも読み返していただきたいポイントがある!!

踊るポンポコリン以前、
人類史上最初に売れたシングルCDは、

・米米クラブの浪漫飛行
・ランバダ
・ジプシー・キングズのインスピレシオン

浪漫飛行は、ともかく、あとの2曲は、特殊だろ???

実は、この年、
空前のワールドミュージックブームとも言われたのだ!!
シングルは、確かにランバダとジプシー・キングズが売れてた!!

アルバムは、
ボサノヴァの小野リサと
サルサのオルケスタ・デ・ラ・ルスがバカ売れしてたのだ!!!

このことが、今の日本におけるサルサ・ファンやブラジル音楽ファンの人口に多大な影響を与えてるのですよ。

俺の場合、
オルケスタ・デ・ラ・ルスの衝撃から間髪いれずに
マイナー・レコード会社の人から
オスカル・デ・レオンのベスト盤CDのサンプルを貰っちゃったんだよね♪
ソレで、
『俺、サルサ大好きです!!』って、なっちゃったんだよね♪
オスカル・デ・レオンのベスト盤が気に入ってさぁ♪

ソレばっかり聴いてた♪

あまりにも気に入って、
『他のサルサのCDを探してみよう♪』とも思わなかった。

ともかく、オスカル・デ・レオンのベスト盤ばかり聴いてた。

聴いてた。
聴いてた。
聴いてたのですよ。

それから3年ばかり過ぎた頃、
東芝EMIの通販部隊の人達に
『楽器や音符等の音楽モチーフの雑貨を探してくれ。』と頼まれた。

そんなの探すまでもなく
『Pickboy』さんに頼るしかない♪

ギターを弾く人、吹奏楽部だった人、ピアノのお稽古をしてた人は、ご存知かと思うが、
『Pickboy』さんと言えば、楽器を弾く人達の為のサポート小物のNo.1メーカーだ。
で、『Pickboy』さんに連絡したら、営業の人が東芝EMIまで同行してくれると言う。
東銀座に車で迎えに来てくれたんだけど、なぜか車は、営業車じゃなくて、私物のベンツ。

しかも、カーステからサルサ。

『あ、サルサだ。』と口にしたら、

『おっ、廣川ちゃん、サルサに興味ある?そしたら次の土曜日にイイとこ連れてってあげるよ。』と、初対面から二度目に会った鼻から馴れ馴れしい。

俺が29歳の頃の話だから、17年も昔のことだf^_^;)

連れてっていただいたのは、
六本木のサルサ・クラブ『スダーダ』

ラテン系外国人でごった返す満員の店内に日本人がチラリ&ホラリ。

しかも、そのチラリ&ホラリの日本人達が、カッコ良く踊ってるではないか!?!?

ビックリした!!

マイケル、ボビー・ブラウン、MCハマーあたりの影響でブラック・ミュージックのダンスをしてる若者達はいたけどさ、
職業的に踊ってる人達もいたけどさ、

普通、日本人ってのは、当時あまり踊ってなかった。

ディスコみたいなものはあったけど、くねくね&ゆらゆらしてるくらいのもので、或いはタコ踊りで、一般の人達のダンスなんてはために見て あまりみっともイイもんじゃなかったんだよね。

ところが!!

『スダーダ』では、そのチラリ&ホラリの日本人達が、カッコ良く!!
そして、アツく楽しそうに踊ってるんですよ!!

『俺は、コレをやろう!!』と思った!!

『コレをヤレば、俺は、大所帯のバンドの中でパーカッションして、踊って&コーラスする黒人になれる!! 』と思ったんだ!!

『EW&Fだ!!』と思った。
『いやいや、SALSAだから。』
と、ひとりボケ&ツッコミした。

俺は、中高生時分から生意気で、
『日本のフォークやニュー・ミュージックなんて、結局はダメなんだよ。アメリカのジャズやブルースやロックンロールとかって、そもそもダンス・ミュージックだけど日本の音楽は、違うじゃん!だから、ダメなんだよ。』などと言ってた。そ~ゆ~知識があったんだな。

当然、そんな知識なんて、無意味だ。

ダンス・ミュージックって、なんぞや?

一度『スダーダ』に行けば、
外国で現場を見てくれば、
特別でさえない重要さがわかる。

音楽もダンスも会話も、人間のする当たり前の行為だ。

一日の仕事が終った後に、
たくさんの楽い人達と美味しいお酒を飲みながら、アツい音楽をバックに、バカ話して、騒いで、歌って、踊って楽しいじゃないか♪

俺達は、健全な労働者だぜ♪

カラオケや合コンや
日本的な詰まらない飲会やパーティーなんて、バカバカしくって行けなくなってしまった。
『スダーダ』で、楽しい時間を たぁ~くさん過ごした。
『スダーダ』は、日本のサルサ系文化の中心であったし、
人類にとっての極普通の快適な酒場だった。

そう!!! 日本に数少ない快適な普通の飲み屋だったんだよ!!!

その『スダーダ』が、今月末で閉店する。
詳しくは、知るハズもないが、
心配していたこと、前回、ココに書いたことが、現実になってしまった。
『風営法』の影響によるものだそうだ。

日本の『風営法』では、飲食店が客にダンスをさせることを禁じてる。
場合によっちゃ演奏も禁じられてる。

こんなアホな話があるだろうか?
こんなアホな話があるだろうか?
 こんなアホな話があるだろうか?

日本って国は、頭の硬い低脳な学級委員や風紀委員にしきられてるのか???

一日の仕事が終って、
家族や仲間達と美味しく楽しく飲食して、お喋りして、歌って、演奏して、踊って過す!!

万国共通 古来からの人類の営みを否定してどうする?

人類を否定するのか???

日本を自ら否定し続けるのか???

日本という国には、とても嫌な側面があるんだよ。

俺の母親なんか、田舎生まれで家族達は田舎限定の生活をしてたもんだから、
いつまでも鎖国してたぜ。それで嫌な思いもずいぶんしたもんだ。

鎖国、いつ終わるんだ???

もうちょっと、普通の国にならないかなぁ。

2012/07/12 09:29 | hiro | No Comments