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2011/02/01

ナショナルジオグラフィックのサイトに新種のザリガニが発見されたニュースが出ました。未確認「生物」は数百種以上にのぼり、学問的な意味での「新種」は、毎年数千種発見されていると言われています。地球規模で考えてみると、僅かな種だと思うのですが、海中で考えても同じことが言えると思っています。学者ではないので詳しく調べたりすることの限界もあるのですが、未だ見ぬ生物たちを探し求めてダイビングする楽しみは子どもの頃に夢見ていた世界に似ている気がしてなりません。ここフィリピンの海は海洋生物の宝庫としてちょっと有名な場所の一つに挙げられるほど生物が多い海です。普段見慣れている生物も良く観ていると、実はヒレなどに違いがあったりする場合があり、新種になる可能性はないわけではないのです。ほぼ毎日ダイビングを行っているのですが、毎回、形に違いがある生物が見られるので毎日驚きの連続です。多くの新種といわれてきている生物の多くは、普段潜らないような所か、または深い海の底に生息しているのが多く、かなりリスクを持たないといけません。新種を見つけることが仕事ではないので、これは完全に趣味の世界になるのでゲストを連れて行くことはないのですが、自分たちの生物を探す眼を鍛えるためにも欠かせないことのようにも思えます。せっかくセブの海に潜って頂くので、生物の興味深さを全ての人に伝えることと、また生物の探求が一生のテーマとしてこれからもセブの海のすばらしさを出来る限り伝えて行きたいです。metasepia-pfefferi-005.jpg今回の生物 ハナイカ

食事している時や興奮している時などに体全体の色が綺麗になるなんとも変わったイカの仲間です。写真ではなかなか表現できない綺麗な色を持っています。

Tropical Reef-Fishes Of The Philippines Sea

 

2011/02/01 12:54 | nihei | No Comments