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2012/06/19

おはようございます
日本在来馬(天然記念物)の展示及び一般社団法人日本障害者乗馬協会の理事として
乗馬・障害者乗馬の普及啓発活動をしています、特定非営利活動法人(NPO法人)
ホースランド・らぴす、国産在来馬ふれあい乗馬施設ハッピーホースカフェの山本高志です。

先週に北海道和種馬(道産子・在来馬)を生産されている牧場に行ってきました。
その牧場は函館空港から車で20分のところにあります。
大きな施設に北海道和種もいればミニチュアホースもいました。
一緒に来てくれたJRA栗東装蹄師と共に馬とふれあいしました。
心が和みホースセラピーを体感しました。

さて今回はそのホースセラピーについて綴ります。

ちなみに正確には【ホースアシステッドセラピー】動物介在療法といいます。
小生が一般社団法人日本障害者乗馬協会(JRAD)に
加入した2010年の認知度はかなり低かったです。
その為に当協会に加入するまで申請から時間がかかりました。
当時は乗馬ではなくセラピー中心だったので…汗
しかし、今となっては総会・理事会での話題は
『乗馬』ではなく『セラピー』についてが多くなりました。
テレビでも放送され始め…ついにという感じです。

動物を用いての治療支援活動である動物介在療法(Animal Assisted Therapy)の中でも
馬を使ったホースアシステッドセラピーは
医療、教育、スポーツ等のファクターを併せ持っています。

また、馬を用いた心身への回復効果は古代ギリシャ時代から認められており
ドイツ等、欧州各国では健康保険が適用されています。
今や医療分野にまでも馬が浸透しています。

馬は群れで生活(行動)をする動物で、人の数倍という大きな身体を持ちながら
とても温厚で且つ従順です。また、まんまるな目を見てわかるように心優しいのも特徴です。
その馬の気持ちを理解し、考えて世話をすることで馬と心と気持ちが通い合い、
さらに馬に乗った際は、その高さ(サラブレッドの場合、目線の高さは250㎝ほど)に
感動すると同時に馬から伝わる体温(馬の体温は37.5℃前後)の温かさから
自然と笑顔になり、やすらぎや喜びが生まれます。

また、馬を自在に操作することで自信を持ち楽しみがみなぎり、
日常生活でのストレス、閉塞感や孤独感を癒してくれるでしょう。

自然環境の中に馬がいて、笑顔や温かい気持ちに触れることができる
癒しの場所こそが必要であり、ホースセラピー(アニマルセラピー)を通じて
心身回復を目指し、人も馬も幸せで楽しい時間を共有することが、
本当の癒しに気づくことではないのでしょうか?

 

 

2012/06/19 09:20 | yamamoto | No Comments