« | Home | »

2012/06/04

先に御知らせしたとおり、およそ1週間の新聞記事などに感じたことをこちらでアップします。

実験的に始めたものなので、随時変更になるし、休止することもありえますが、

ご縁で、このサイトにお越しになられました方、ご一読下さい。

キーワードは社会福祉や、市民活動です。

(著作権の関係上、ソースの詳細をアップできませんのでご了承下さい)

——

ソース:新婦人しんぶん 12/5/24号

「私たちの手で病院内に保育園をつくった」

愛媛県のある病院で看護士としてお仕事をされてきた方への取材記事です。

子育て真っ最中のときに、我が子を預ける場所も無く困った経験を踏まえ、自分達で、

保育園を立ち上げ、後に行政から助成金が出るまでになった歴史と、奮闘が綴られています。

京都でも、京都大学病院にも「風の子保育園」や女性研究者向けの保育施設があります。

この風の子保育園も、先にあげた愛媛県の院内保育園の様な経緯で京都大学に勤める女性が、

安心して仕事が出来るように自らが出資し、時には保育士代わりにりながら運営してきたものなんですよ。

あと、院内での保育や学習施設と言えば、京都大学病院には子どもの患者さんが勉強できる学校があるんですよ。

「京都市立桃陽総合支援学校」の京都大学附属病院分教室や京都府立病院内には、「府立医大病院分教室」がある。

全国の状況はわかりませんが、京都に住んでいる私にすれば、そして子育て世代の一員としては、病気のときでも、

学べる施設があることはとても嬉しい。病院で働く方においても、患者さんやその家族としても、嬉しい施設ですね。

そういう時代になるまでには、恐ろしい時間と熱意が必要だったわけです。

市民活動は熱意が継続されるかどうかにかかっているし、その熱意を支えるのにお金と仲間が必要です。

これは今も何にも変わりません。

——————
ソース:読売新聞 12/6/3

「合葬墓」増える

「がっそうぼ」と読みます。これは、各家々にある「家のためのお墓」ではなく、

(個別ですが)たくさんの個人の骨を、一箇所で保管するお墓です。

この記事では、身寄りの無い方や、跡継ぎ問題などを抱えている人が申し込んでいると言う話です。

今は、「無縁社会」という言葉が現れる時代ですから関心のある方も多いはず。

実は、行政が運営するお墓ってあるんですよ。京都市にもあります。

だけど、長年ほったらかしのお墓もあるし、行政側の維持管理の費用もばかになりません。

そういう意味では行政にもメリットが大きいのが「合葬墓」です。

費用は少なくても多くの墓を用意できるし、維持管理も今よりは楽でしょうから。

私も、一度だけ合葬墓を訪れたことがありますが、そんなに悪いイメージはないですね。

いつも誰かがお参りにきているし、花もたくさんで、賑やかでしたよ。

新聞では費用まで掲載されていましたので、関心のある方はネットで検索してみてください。

ところで、合葬墓は市民活動的には、大きなニーズがありそうです。

民間が営利目的ですでにやっていますので、目新しい分野ではありませんが、

市民活動的な視点を入れると、十分やっていけると、記事を読みながら感じました。

とくにお金の無い人は、営利企業は対象にしていませんよね。

そのお金の問題をを市民活動的な手法でクリアーできれば、運営はできそうです。

自分でやろうとは思いませんが、イメージトレーニングには丁度良いかなと考えています。

 

—————-

ソース:産経新聞 5月28日

「茶のしずく石鹸」

この問題は今後もっと大きな事件になるかもしれません。

医療機関を受診した463人が、学会の診断基準を満たした「確実例」として登録されたようですから、

それだけでもすごいのですが、最終的には1千人を超えるかも知れません。

アレルギー症状の問題はすでも大きな社会問題ですが、(例えばアトピーや

花粉症などはその最たるもの)そのほとんどはまだ完治するに至っていません。

そこにこの問題が起こった意味は大きなものがあります。

今回の患者さんの場合、重傷者は呼吸困難者もでているようですけど、

過去には「公害」と言って一市民の命が多数犠牲になった、社会問題がありましたね。

公害の場合、企業は確信犯的に罪を重ねていたあげくのことでしたが、今回は、

この企業には悪意は無いけど過失はあるわけですから、大本は、公害問題と一緒だと思います。

国はきちんとこの問題に取り組まなければ、もっとひどい事案が発生するはずです。

先ずは、きちんとした調査と、保障を望みます。それに平行して、アレルギーの問題にも真剣に取り組んで欲しい。

「うつ病」、「がん」、「アレルギー」はこの国の根幹を揺るがす問題なのだということです。

—–

私の自己紹介や、なぜ社会福祉や市民活動の事に話題にしているのか?と感じた方は、

画面右横にある、「TOP(初めての方は此方へ」)と、「過去記事一覧」もあわせてご覧下さいませ。

2012/06/04 06:46 | hamamoto | No Comments