« 馬の飼育に関して最低限のこととは | Home | 「太く長い絆を今後も」=あるぜんちな丸12次航=50年目の同船者会開く=4カ国約80人が一堂に ニッケイ新聞5月15日付 »
怖いもの見たさで3Dのサダコを見てきた。日食のメガネをかけても3Dの映画は見れない。その逆もだ。3Dメガネをかけて日食を見ると目を痛めます。
ボクは恋愛にも霊感にも鈍感人間なのでそういったステキおよびフシギな現象というのに立ち会ったことはない。できれば立会いすることなく一生を終えたいと強く願っている。逆に、女子に好かれても好かれているということに鈍感で、うまくいかなく恋愛成就できないことがこれまで多々あった(らしい)。後になって、アノ子はアンタが好きだったのに、なんで気がつかないの!?っと怒られることがよくある。好きになってくれる子に気がつかない。だからひょっとかして、オバケにも気がついていないだけなのかもしれない。不感症なのだろうか。
オバケに関して、世の中にはそういったものが見える人がいて、身近な人でも見えてしまうという人も結構いるので、半分だけ信じている。
オバケと宇宙人とどっちが見たいか、といったらボクは自信をもって宇宙人だ。幽霊はかなわないけど、宇宙人は敵の身体能力や戦闘意思によっては倒せたり捕獲できたりの可能性が、限りなく少ないけど、ある。オバケには勝てないもの。
カッパと人魚は死ぬまでに見てみたい。
っと思っていたら、サダコは思いのほか妖怪クモ女のような動きの俊敏なゾンビ的物体で、その辺に転がっている鉄パイプ等で次々に簡単に征伐されてチョウチョになってしまうので、おかしかった。サダコがクモ的動きで何匹もハングリー精神剥き出しで廃墟を走り回っては残念だ。映画的には物足りない内容だった。話もよくわからない。主演の女優が美人なだけに残念だ。
翌日の今日は、5時半に起きて水族館横の漁港の岸壁に釣りに出かけた。目的はサバ。展示用にスカウトするのだ。同行するのは海水魚担当の後輩の須田。意気込み十分の頑張り屋で期待のルーキー。だから今日は「サダコ」ならぬ「サバコ」だ。
15cmくらいの食うには残念なサイズの展示には良型のサバが釣れる。
6時から始める。すでにヒマなオヤジ達が10人くらい岸壁から竿を出しバンバン上げている。
サバコが竿を出すと程なくアタリ。サバコ興奮。彼女は以前から海の水を見ると飛びこみたくなる突発性入水自殺症の疑いがあり、前もボラの子供を展示用にスカウトしに行った時、笑顔で僕の前から0.2秒で消えて見事あざやかに海へ転落したことがある。
コーフンするサバコに注意してボクも竿を出すとすぐに釣れた。釣れる釣りっつーのは面白い。なーんだ簡単じゃねーか、よしよし、どんどん釣れろ♪とボクもコーフンする。
スゴイのは、サバを釣るために針につけるエサがなんと、サバなのだ。この海域ではサバを釣るにはサバで釣るのが一番釣れるらしい。完全共食いぢゃねーか。小指の爪くらいにサイコロ状に切ったサバを針につけるとサバが釣れる。エビでタイを釣る、という言葉があるが、サバでサバを釣る。これではプラスマイナスゼロのような気がするが、気にせずバンバン釣り上げる。
しかし、少しすると群れが離れたのか、釣れなくなってしまった。3時間で20匹くらい。少ないが展示するにはいい量。アシカなら5秒で食いきる量だ。
水槽に入れると群れで泳ぎ、キレイ。文句ない。
大きなサバをマグロ水槽などで展示している水族館は多いが、普通のサバを展示している水族館というのは少ない。イワシとかの群れ展示はよくあるが、サバも群れで泳ぐとキレイだ。貧乏貧弱水族館なので小さな水槽しかないのでサバには申し訳ない。もう少し大きな水槽で余裕を持って泳がせてあげたい。
遅い朝飯を食って、そのまま行きつけの熱帯魚屋へ。サバなんか釣ってないで水族館界の穴であるおもしろい熱帯魚を買いなさい、と擦り寄ってくる店員のN君と、最近できた水族館の話をして、ちょっと珍しい魚を展示用にスカウト。ブラジルの規制が整理緩和され、少しずつ面白い魚がアマゾンから来ているらしい。
帰って今度は近所の川で展示用の川魚を採ろうかと思ったが、雨が降ってきた。海から川からアマゾンから半魚人は忙しいのだ。