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2012/05/22
山小屋のドアを開けると、
何だか分かりませんがいつもと違う感じがします、
どこがどうって、
大きな違いは無いはずなのに、
確かにいつもと何かが違う感じがします、
入り口に立ちじっと部屋の中を見回してみると、
床に小さくて黒いものががゆっくりと動いています、
あっちでもこっちでも黒くて赤い水玉模様の虫が、
ゆっくりと部屋の中を歩き回っています、
ベランダのドアの四方の隅には50匹単位で、
まるで外に出る道を探しているように、
てんとう虫たちが重なり合っています、
とうとう本格的な春がこの山にもやって来たようです。
翌日の朝は、
家族全員で冬眠から目覚めた、
何百というてんとう虫やカメ虫たちを春の森の中に戻しました、
いったいどうしてこれほどの虫たちが山小屋の中に入れたのか、
どこかにかきっとこの山小屋の中に入れる、
虫道があるようです!!
森は2週間前とは比べものにならない程、
柔らかな緑で覆われています、
木々たちは青空に萌葱色の新芽を芽吹かせ、
地上では生まれたての緑が地面を覆っています、
森の虫たちはどこに隠れていたのか、
森の中を飛び回っています、
この山の森の中にも、
本格的に春がやって来たようです、
秋の紅葉の季節の素敵ですが、
春の新緑の季節の森も、
新しい命で満たされていて、
春の透き通った蒼い空を、
丸く奇麗に囲んでいるように見えて素敵です。
2012/05/22 02:01 | watanabe | No Comments