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2012/05/17

皆さん、おはようございます。
さて、無理から運営している共産主義、社会主義の国家が、
どのようになっていくか、ということですが、
結論からいえば、理想としていた平等からは程遠い世の中になります。

そんな無理な世の中を造るには、指導者が絶対に必要です。
指導者には多くの権利、権威、権力が伴います。
そもそもこの段階で、国民と指導者との間で、
不平等が成立してしまっているのです。
この指導者が、優越感の魔力に憑りつかれることは、
もはや時間の問題といって、差し支えないでしょう。
北朝鮮がそうですが、無理なことをして身内しか信じられなくなり、
世襲制になってしまえば、何をどう取り繕ってもそれは王族です。

初めに考察した「人間は差別が好きな動物」
元来が「弱肉強食」である動物、ということを前提に考えると、
その事実に反する理想で国を造ろうとする限り、
指導者の専制君主制がなければ実現できないくらい難しいことだが、
専制君主制である限り、差別のない社会ではない、
というジレンマに陥ることは火を見るより明らかです。

一度専制君主が成立すれば、
「君主以外みんな平等」というわけにはいきません。
必ず君主以外の人間にも差別が出来ていきます。
これが人間の性というものです。

ここまでがぼんち版魔笛を考える上での、
前置きの話となります。
少し長くなりましたが、これを土台として
魔笛の演出を構築していきたいと思います。

2012/05/17 02:41 | bonchi | No Comments