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2012/05/01
暖かい空気が流れ、緑が芽吹き始めた北海道。 近頃はやっと「春」の到来を実感
できるようになった。
今は大雪山の麓の町で農家の仕事に精を出している。 トラクターに乗って2週間、
田んぼから眺める残雪を抱いた大雪山は格別に美しい。
この時期、ここの農家で働く者はほとんどが自然をこよなく愛する人たちだ。
山岳ガイドやスキーヤー、僕と同じ自然写真のカメラマンなど。 その生き方は自由
で皆輝いている。
自分がどんな生き方をしていくか? それは私達一人一人にとって終わりのないテーマ
ではないだろうか。
今の社会の仕組みの中で自分のやりたい事を貫き通すことは意外と難しい。 でも、だから
こそ自分の目指す道に挑戦していきたいという欲望が高鳴る。
自身が「自分らしい生き方」というものを理解し、どんな時代の中でも揺るぎ無い自己の
思想を 貫き通していければ、それこそが魅力的で充実した人生に繋がっていくような気が
する。
この時期の農作業は自分にとっては新鮮で貴重な経験だ。 毎日当たり前に食べている
お米を自分で作ってみることによって、その恵みの有難さ を実感する。
さて、桜の開花もまもなくだ。
これから短い春が駆け抜けてゆく。
2012/05/01 08:08 | yamada | No Comments