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先週1日休みを頂いて、道東のある地方に「山羊」を視察に行きました。
友人が「山羊」を飼いたいと言う希望を持っていましたが、なかなか譲ってくれそうな人がいない中、僕の知人で「趣味」で山羊を飼っている人を紹介したことから、まあ、付き添いでもう一人の友人と3名で行きました。
その方の山羊の飼養地は5年以上前に見たきりでしたが、今日行ったら頭数は増えていて今は20頭余りとなり、「施設」も強化されていました。
子山羊も生まれていて可愛いですね。
山羊は家畜としては利益性が薄く、それがかえって飼う事の意義を高めていると感じましたね。
山羊は繁殖性が強く、双子の確率が非常に高いそうです。時には3つ子もいるそうです。
また、雌の泌乳量は極めて少なく山羊チーズは牛の牛乳と混ぜて作っているようです。
食欲が旺盛でどんな草でも食べてしまうし、木の皮もむしゃむしゃ食べてしまうので、山羊を放して置くだけで、土地は整地され、山羊の糞で作った堆肥は大変いいものになるそうです。
その方は「休憩室」も建設中で、電気はソーラーパネルで賄うそうで、照明くらいなら5万円くらいのキッドで十分だそうです。
簡単な風車も設置してあり、結構楽しそうです。
木材は自分の山で切った木をチェーンで加工して床や壁に貼っていました。
山の中でもくもくと作業するのも楽しいとのこと。
私も少しだけうらやましくなりました。
写真で雌山羊の「おっぱい」が見えますが、山羊乳は結構独特です。
私も1度山羊乳をいただいたことがありますが、風味が独特かもしれませんが、わりとすっと飲めました。
ただし、チーズだったらちょっと厳しかったかもしれません。
飲んだときは非常に「腹持ち」がよかった記憶があります。
世界で生産される乳の殆どは牛乳です、山羊乳は全体の2%と言われています。
日本では、大戦後に搾乳用の山羊の飼養頭数が増え、1957年には56万頭飼われていいたそうです。
実は私の古い記憶では、父の実家の田舎に遊びに行った時は、一升瓶持って近所の別の農家に山羊乳をもらいに行った記憶があります(古!)。
沢山いた山羊も今は1万頭に満たない飼養状況です。
山羊の乳成分は牛乳に近いので、乳牛を変えない農家で山羊を飼っていた歴史があるとのこと。しかも、人間の母乳にも近いらしく、しかもアレルギー性が低いらしいです。
オリゴ糖を多く含み腸内細菌にいい影響を与え、タウリンに富み、脂肪球が小さいため消化もいいそうです。血清コレステロールを改善する効果もあり、心臓疾患の方にはいいとか?
魅力的な「乳」なのです。
近年では、ペット用の粉末山羊乳が販売されているとか?
フードのふりかけですかね???