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あっという間に新年度。どこの地域も桜が見ごろみたいですね。 屋久島の桜はこの前の爆弾低気圧で飛ばされてしまいましたが・・・
さて、先日全国的にも被害のひどかった爆弾低気圧。
屋久島ももちろんすごい突風というか暴風でいろいろとうちのアパートでもお客さんからの電話が相次ぎ、対応に追われてバタバタしてました。
島民からすると、台風が直撃したぐらいの暴風だったので正直、想定内の範囲。
まず、フェリーが欠航して荷物・食糧などもストップ。スーパーマーケットに行くと牛乳とパンの陳列棚は空っぽな状態。 次に風が強すぎて道沿いの大きな木に電線が打ちのめされる感じになり、電線が断線し、停電。
この辺もよくあることなのでみんな普通だし、スーパーで文句を言う人も居ないし停電しても「ほっとけば復旧するでしょ?」みたいな感じで電力会社に問い合わせする人もあまり居ない。
しかし、よそから来た人はこの「暗黙の了解(屋久島ルール)」は知るわけもなく、その日の私の携帯は停電の連絡等が相次いだ。
大家としては「屋久島ルールです」とは言えないので、「屋久島では停電はよくあることなのですが、復旧時間はわりと早いのでご不便をおかけしますがしばらく我慢してください」とお客さんへの対応に追われていた。
ちなみに他のアパートに住んでいるヨソから来た友達は、あまりの強風に玄関のドアがあおられてドアを開けた瞬間、ドアが開きすぎて、ドアの留め金がおかしくなり、変形してドアがちゃんと閉まらなくなっちゃったと言っていた。
屋久島では台風や今回の爆弾低気圧以外でもものすごく突風の日というのはよくあること。私の勝手な解釈としては風が強いから屋久島の民家の玄関ってほとんど「引き戸」なのかなと^^;
ドアが壊れた友人のアパートはうちのアパートでは無かったのだがとりあえず風の強い日は「玄関の開け閉めに気を付けてください」と一言付け加えないといけないという良い勉強になった。
一般住宅での影響は停電とかドアとかフェリーの欠航ぐらいだったのだが、県道ではどこから飛んできたのかわからないような折れた木の切れ端(葉っぱ付)は散乱してそれを避けながら走行しないといけなかったり、川沿いのカヌー置き場に積んであったカヌーが風にあおられて川に流されていたので最寄りの区事務所に連絡をしに行ったり、突風で鎖が外れた犬がどこからともなく我が家の前にやって来て、近づいたうちの娘が噛まれたり(笑)
幸い、犬に噛まれた傷は浅かったため、大事には至らなかったのだが・・・・
ちなみに前述にもあった通り、屋久島の集落は全て区事務所で管理をしてくれていつのでその身元不明の犬は数十分後、区事務所に保護されて、集落放送で「鎖を首に巻きつけた赤っぽい大型犬を保護しています。飼い主の方は・・・」と放送されつつも、うちの子が噛まれたのを聞き、区事務所から保健所へ連絡が行き、一度保健所に保護された上、放送を聞いた飼い主の方が、自宅の犬が居ないことに気づき、区事務所に連絡をして無事に解決。
飼い主の方は知り合いの方だったので夕方謝罪にみえられて噛まれた件も万事解決。
同じ集落内であればだいたいみんな知り合いなので問題が起きても早期発見・早期解決の場合が多い。ま、うちの子の傷が軽かったから早期解決になったのだが・・・
とにかく屋久島では自然現象に苦労させられることが多いのですが、これも「屋久島ルール」ということでみなさんも来島時にこういうトラブルが起きても「屋久島らしいな」と暖かい目でみてあげてください(笑)