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風俗でのお話が続いたので、今回はキャバクラのお話です。
そもそも、キャバクラ嬢になるためにはどうしたらいいのでしょうか?
まずは勤務先のお店を見つけなければなりません。
でも、これは結構簡単。求人情報誌の「ナイトワーク」というページを読めばいいのです。
過去には歌舞伎町などの繁華街でこの手の職種のスカウトマンが大量にたむろしていて、
「お姉さんちょっと時間ある?」的なナンパと紙一重のトークを繰り広げていたのですが、
(わたし自身もそれがきっかけでこの世界に入りました)、最近はそういった職種への風当
たりと言うべきか、スカウトマンはほとんど絶滅。
なので、まず求人情報誌から勤務地や条件などを熟読し、お店に面接の電話を掛けるとこ
ろからのスタートになります。
お店に電話して、面接の日程が決まったら、次はお洒落です。
わたしのようなド素人はそのまま普段着・普段メイクでお店に行ってしまいましたが、
キャバクラのスタッフである黒服さんの見る目は非常にシビア。
めかしておいて損はありません。
クラブほど厳しく容姿は問われませんが、キャバクラも高い料金を頂いてお客様の席に
つくわけなので、この時点で「この子はどれくらい稼げるかな?」と黒服さんたちは
考えます。お店によっても基準は微妙に違いますが、容姿がいいに越したことは無いの
です。容姿の問題をクリアすると、次は採用した場合いつから働けるか、どれくらい出勤
できるか、過去に同職種で働いていた際の時給などが聞かれ、それに応じて最初の時給、
基本給が決まります。
(まだ働いてないのにここで時給に既に差が付くのです!…ちょっと怖い。)
面接もクリアできたら、次はいよいよ初出勤!
お店によってはヘアメイクを必ずプロに任せるとか、お店付のヘアメイクさんがいたり
するなど細かい違いはありますが、お客様の前に出られるよう支度をするところは共通。
わたしの場合だと、歌舞伎町のキャバクラは髪形のみメイクさんがいて化粧・ドレスは
自前で用意するような仕組みでした。とはいえ、わたしのようなド素人さんのために、
大抵のお店は貸しドレスもしてくれますし、制服があるお店もあります。
ここでおめかしして、「キャスト」としてフロアに出ること、これがキャバクラ嬢になる
瞬間です。
全くの初心者だと、ここで基礎的な名称やサインなどのレクチャーを受けます。
でもこのレクチャーはとっても簡単、というか、省略されているので、多くの初心者キャ
バクラ嬢たちは主に先輩のヘルプとしてお客様の席につき、学んでいくことになります。
誰でも最初はヘルプから、キャバクラ嬢としてのスタートを切るのです。
ちょっと長くなってしまったので、今回はこの辺で。
次回はヘルプとしての働き方の難しさと楽しさについて書いていきたいと思います!