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2012/03/20
3月19日、トンガの国王ジョージ・トゥポウ・5世が香港の病院で亡くなられました。享年63歳でした。
2006年6月に前国王トゥポウ4世が亡くなられた後、国王の座につき、2008年8月に正式に戴冠されました。それからわずか4年。あまりにも急で誰もが驚きでした。彼はオックスフォード留学時代、日本の皇太子と時期を共にし、公私共に非常に仲がよかったそうで、前王の葬儀と彼の戴冠式にトンガまでいらっしゃいました。彼は独身でありまして、彼の後継には、彼の弟が国王の座につくことになっております。
さて、国王の崩御にともない、トンガは国として3ヶ月の喪に臥しております。もちろん任意ですが、具体的にはオフィシャルな場で黒衣の着用。学生の場合、制服の袖の端に黒いテープや布を張り付ける。店やオフィスに黒と紫の布をかける等々。だんだんと黒が目立ってきております。
その他、イベント事はすべてキャンセル。4月にはインターハイ(陸上競技)を皮切りにラグビー、ネットボールといったスポーツシーズンに突入しますが、そういったものもすべてキャンセル。キリスト教の教会では、イースター(イエス・キリストの受難・死、そして復活を祝う)を迎えますが、それらに関する祝い事もキャンセル。教会ないの儀式は当然行われますが、それに伴う音楽会やイベントですね。
葬儀に関する具体的な日程等はまだはっきりしておりませんが、色々とバタバタするんでしょうね。まずは国王のご遺体をトンガに迎え、それからだと思われます。
亡くなられたトンガ国王ジョージ・トゥポウ5世の冥福をお祈りいたします。
2012/03/20 07:02 | suzuki | No Comments