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2011/01/20
先日、代官山のとあるお宅で茶花を生けさせていただきました。
骨董商や画家さんやら会社の会長さんやら真菜さん美意識の高い方々がそろっていて、かなり頭を使いました。
ご依頼主様からの注文はただ一つ、ありきたりの茶花は見あきたからあっと言わせる面白いものを!
そう!そういうのが一番難しいのです!l
あーでもないこーでもないといろいろ考えていましたが、ついにパンク!
そのままノープランで生けることとなりました。
会場は、茶室というには、かなり異質な構造となっていてそれが幸いしました。
部屋と部屋の間に独特のスペースがありその空間に枝ぶりのいい雲竜梅を一本花器を使わず天井からつるしました。
当然、水が上がらないのでこの梅は、枯れていくことになります。
しかし、茶をたてるその一瞬だけの命でもよいと判断しての行為でした。
見事に咲いた白い花と隣の部屋の丸い電球、これが満月のように見え、さらに掛け軸の書のラインが枝の間から見ることができ、まるで墨で描いた梅の枝のように見えました。
その場所の人の流れや空気を感じて無心で生ける、これが本当に大事だと改めて感じました。
この梅の枝は、大絶賛だったようで、特に外国の方に受けが良かったようです。
写真は全然関係ないブーケです。
2011/01/20 07:16 | shu | No Comments