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ちょうどひと月くらい前に、ぼくがサッカーを愛好していることについて書かせていただいたのですが…。
この度、ライフワークとして取り組んでいる音楽活動と、愛好するサッカーとがリンクいたしました!
ぼくらのバンドの曲が、女子サッカークラブ『SFIDA(スフィーダ)世田谷FC』のチャント(応援歌)として生まれ変わったのです!
チャントという言葉は、あまりお耳になじみがないかもしれませんね。
フランス語に由来する言葉だそうです。一定のリズムと節を持った、祈りを捧げる様式を意味する言葉が由来、とのこと。
サッカーにおいては、ゴール裏の熱いサポーターが、チームを応援するために繰り返し歌う曲が『チャント』と呼ばれています。
今回のこの『スフィーダ世田谷FC公認チャント』が誕生することになったきっかけは…。
昨年の12月に自主制作CDをリリースした際、メンバーがこんなことを口にしました。「サッカーのクラブチームに曲を使ってもらったりとか、できないものかな…」と…。
「いやいや、そんな大それたこと、無理に決まっているだろう。わっはっは」という話しにはなったのですが…。
そんな話しもありつつ、何気なく女子サッカークラブのことをネットで調べていたら、東京は世田谷に球団事務所を構える『SFIDA世田谷FC』というクラブチームがあることを、ようやくそのとき、たまたま知りました。
クラブのHPを見ますと
「トップチームおよび、アカデミー(育成目的の、中、高生各年代の女子チーム、ママさんチーム)からなる、100人以上の選手を擁する大規模クラブ」であること。
「特定の企業所有のチームではない」こと。
「トップチームは、チャレンジリーグ(なでしこリーブ2部)に所属している」こと。
などが分かりました。
不躾にも、「バンドの曲を、応援歌等々、なんらかに使用していただくことはできませんでしょうか」的な内容をしたため、それに似合いそうな曲のサンプル音源や、参考音源のYouTubeのURLを添付し、メールさせていただきました。
年明け早々の時期でした。
数日後…。
なんと、お返事が届きました。丁重なお断りの内容だろうとは思いつつ、それにしてもお返事がいただけただけでも有り難いことだと思いながらメールを読み進めると…。
なんとなんと、近日行う予定だったライブの会場がご近所で、ライブを観に来ていただける、という内容が記されていたのです。
そのことをメンバーに伝えると、みんなのやる気が明らかに急上昇。
「いやいや、ただ観に来てくれるだけだから、過度な期待はせず、いつもどおり演奏しよう」とみんなに伝えたぼくですが、明らかにぼくが一番入れ込んでしまっていたような気もします…。
さて、ライブ後、来場してくださった広報ご担当の方(ユースチームのコーチも兼任)と、1時間以上お話をさせていただいきました。
といっても、ほとんどはぼくからの質問攻めだったように記憶しています。
一サッカーファンとして、女子クラブチームの運営、監督・コーチ・選手の取り組み、リーグの様子等々、知りたいことを次々と質問させていただきました。
聞けば聞くほど、みなさんの情熱に感銘を受けるばかり…。
なんでも、監督さんが約10年前、10数人の中一女子からなるチームを結成、そこから年々上のリーグへと上がっていき、そして2010年末のリーグ入れ替え戦に勝利し、なでしこ2部リーグまで上がって来られたチームであること。
選手すべて、学業や仕事と両立させながらサッカーを続けていること。コーチに至っても同様であること。
これらの話しには多くの刺激も受けました。
ぼく自身、仕事以外の時間の多くを音楽に注いでいる自負がありますが、まだまだ甘ちゃんであることを思い知りました…。
以後、チームのことをもっと知りたくなり、監督のブログは開始当初の記事からすべて読破。
ライフワークに取り組む姿勢、練習および試合に臨む哲学…。それらは本当に、音楽に取り組むことへの考え方、ライブに臨む考え方にまで、刺激、参考になることばかりで…。
また、選手やサポーターの方々のブログも多く読ませていただきました。練習試合にも足を運んでみました。
そして、最初の出会い(1月9日)から丸2か月が経過した今日(3月13日)、とうとう「完成音源の公開日」を迎えることができました。
みんなで作ったチャントです。
出来上がったこの曲は、クラブを応援するすべての方々のものです。
多くの方にかわいがっていただけますように…。
これから『SFIDA世田谷FC』のことを知る方々も含め、みんなのチャントになりますように…。
今はただただ、それを祈るばかり…。
ここをお読みいただけましたみなさま、ぜひともこの曲をお聴きください!
そして、女子サッカークラブ『SFIDA世田谷FC』を、ぜひとも応援していただきたいです。
日本女子サッカーの実力は今や世界のトップクラス。それは、なでしこリーグ、チャレンジリーグ、学生リーグ、地域リーグ、少女リーグ…etc. すべてが積み上がって成されたことの結晶だと思います。
そしてほとんど選手が、何かを犠牲にしながらも、しかしそれを犠牲とも思わずに打ち込んでいるんだと思います。
そういった選手たちのひたむきなプレーからは、感じ取れるものが多いです。
今シーズンの開幕戦は、4月8日。
今から開幕が待ち遠しくてしょうがありません!