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2012/03/11
養成所でお世話になっている演出の先生の舞台
「フィガロの結婚」を観に行きました。
先週も観てたよね?というツッコミはなしで。
舞台設定が、ロックンローラー。エイティーズ??
古典な作品をこんなにも遊んでしまうのか、という。
母曰く「お母さんの世代はこういう演出をする劇団たくさんあったよ。
同世代だわ。懐かしい感じがしたよ。オペラとは言いがたいけどw」と言ってました。
オペラは時代背景を再現する総合芸術。
それがチグハグしたら、もはや「オペラ」ではなくなる。
でも、演じてるほうも観るほうも「楽しい」
これは何より。
開演前に、先生にお会いし
「いっぱい笑えよ。」と言われたのですが
爆笑というより、クックッと腹が痙攣を起こすような笑い。
出演者の1人1人が、個性ありすぎてどこをみても飽きがない。
(前半だけで視覚情報が多すぎて、眼精疲労起こしたけど。)
普段、私たちは「自分自身をブチ破ってやれ」というような指摘をされるけど
無難なことをあえてするな、等身大での演技は死んでいる
ということが言いたかったのだろう。
10代のころ、劇団のレッスンで
とにかく面白く面白く、笑いがとれるように何かやろうとしていた頃を思いだしました。
あの頃のほうが、身体の230倍使ってたな。
どうしてそんな感覚忘れてしまってたのだろう。
あと、1週間ある。
面白くする必要はないけど(というかシリアスすぎてムリ)
230倍を思い出せ。
2012/03/11 08:56 | uika | No Comments