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おはようございます!
天然記念物の国産在来馬・乗馬普及啓発をしています、特定非営利活動法人(NPO法人)ホースランド・らぴすの山本高志です。
この度、JunkStageではTOPページをリニューアルしました。同時にスマートフォン最適化サイトを導入し、快適に当該コラムをご覧いただけるようになりました。(小生の記事は更新しないと掲載されませんが…笑)
馬のことを毎回、綴っていますが今回は動物について書きたいと思います。
先日、神奈川県の『動物取扱責任者研修会』が開かれました。
これは動物を用いて商売をする者は必ず『動物取扱業』の登録を行政に届けなければいけません。また、動物の管理の方法や飼養施設の規模や構造などの基準を守ることが義務づけられ、動物の愛護及び管理に関する法律(動愛法)によって年に1回このような研修を受けないとならないのです。責任者になるには3年以上の同業種(下記参照)での実務経験が必要となります。
動物取扱業は全部で5業種です。
- 販売 ― 小売・卸売業者、販売目的の繁殖または輸入を行う者など
- 保管 ― ペットホテル業者、ペットシッターなど
- 貸出し― ペットレンタル業者、タレント犬など
- 訓練 ― 動物の訓練・調教業者など
- 展示 ― 動物・水族園、動物サーカスなど
僕の場合は乗馬施設なので『展示』になります。
また、『家畜伝染病予防法』に基づいて、家畜(牛、馬、豚、鶏、めん羊、山羊、みつばち等)は家畜保険衛生所にも届けを出さないといけません。
九州で流行った『口蹄疫』など伝染病が飼うことに関して1番の恐怖ですからね。
この研修会でやはり出たのが『収容犬・猫』についてです。
近年、減少したとはいえ神奈川県だけで平成22年度に犬が140匹、猫で1431匹が殺処分されました。猫は野良猫の子猫がほとんどで厳しいですが犬に関しては飼い主に問題があります。
犬や猫を最後まで飼う自信がないときは、始めから飼わなければ良いことです。ペットのレンタルも今はすごく増えてきました。猫カフェ(喫茶店)もあります。
予定外の出産で子犬のもらい手が見つからないときは、出産の前に不妊手術を受けさせることも出来ます。(外飼いの猫ははじめからですが)
ペットブームの裏側にひそむ暗い話ですが、この重大な問題を解決へ導くためには、まずひとりひとりが現実を直視しなければならないでしょう。
私事ですが、明日ついに石垣島から日本在来馬の与那国系馬(雌・2歳)が来場します。すごくかわいがって一緒にこれから生活していきます。
関東で沖縄の馬が見れるのはおそらくここだけになるんじゃないでしょうか。ちょっと既存の木曽馬との相性も気になりますが…笑
どうぞこれからもよろしくお願いします。
↑与那国系馬(石垣島生まれ)生産された石垣様
↑ハッピーホースカフェの木曽馬
大きさがだいぶ違うけど並んだらどんな反応するんだろうか。