2012/02/23
文京シビック大ホールで「ランメンモールのルチア」
養成所の助演に来てくださる先生がご出演なさっていて、
とっても楽しみに行きました。
まず、舞台の奥行きがあり、天井の高いこと。。
指定席だったうえ、お席もほぼ満席で二階席からの観劇になりました。
大ホールでの舞台っていうのは表情が全く見えないのです。
だから、全身の身体の表情や台詞歌い出しの呼吸、息が感情を表現します。
相手を求めすぎて発狂して狂う演技など、もう息継ぎや声の芯が聴き手の脳を振動させられました。
P(ピアノ→弱く)なのに!!!
最近、自身の稽古では「空気や息が動いてない!!」
このダメしかもらえない私です。
その台詞、動作にあった息が吸えてないという、
デフォルメ化された息を観客側が感じられなければ、表現したとは言えないのです。
普段の私はあまり感情を前に出す人間ではありません。
が、オペラというのは大抵イタリアのものです。
イタリア人。想像してください。
オーバーリアクション!!地域によってもまたカラーは違います。
大阪と京都が違うように、ローマもナポリも違う。
日本人の神様は自分の中にいるので、感情を内に秘めたり責める、
西洋の神様は天に神様がいるので、助けは仰ぎ見ながら。
そんな人種を自分の中に取り込んで、さらにデフォルメ化したブレスや演技。
歌唱能力だけでは成立しないのです。
修了まで1ヶ月もないですが…少しでもこれが自分のものになるように精進したいと思います。
2012/02/23 05:52 | uika | No Comments