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この前の記事は、タイトルが勝海舟だったから、
ずいぶんと素っ頓狂だな!!
って思った人もいるだろうが、
実は、俺にとっちゃそんなに素っ頓狂な話じゃないんだ。
俺が、大学を卒業して最初に入った会社が、山野楽器っていう会社なんだけど、
山野楽器の初代社長さんてのは、偉い人だよ。
福沢さんとかのお弟子さんとかっだたのかね???
明治の初めに船に乗ってヨーロッパへ旅したそうだ。
そうするとさ、英語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、中国語、日本語とか言葉の通じない同士が乗り合わせるんだけれども、
夜になると、言葉の通じない者同士が一緒に飲んで、音楽を演奏して、踊って和気あいあいと楽しく過ごすんだそうだ。
それを体験した山野楽器の初代社長ってのは偉いこと言ったんだよ。
『日本人が自由に英語を話せるようになるには、200年掛るだろう。
それまで、世界の共通語は音楽だ!! 俺は、日本に帰ったら楽器屋を始めよう!!』
今じゃ、『世界の共通語は音楽だ!!』なんて言うヤツはいくらでもいるけれども、
日本人で最も早くそうゆう認識を持った人だっただろうね。
『日本人が自由に英語を話せるようになるには、200年掛るだろう。』
この感覚は、尋常じゃないよね♪
だからって、
『俺は、日本に帰ったら楽器屋を始めよう!!』
って素っ頓狂に思うのか?????
よっぽど外国の音楽が気にいったんだろうな♪
ほいでなければ、踊ってた外国人の女の子がよっぽど気に入ったんだろう♪
素っ頓狂だと思われたろうな♪
それでも、
『外国の踊りのお囃子は、なかなかイキじゃねぇか!!!』
って銀座の日本人は、アツくなったってコトだよ♪
銀座で120年くらい店開いてんだもんな。
言葉の通じない者同士が一緒に飲んで、音楽を演奏して、踊って和気あいあいと楽しく過ごす。
コレ、今時で言えば、サルサのコトじゃねぇか♪