2012/02/10
研修所のレッスンで演出の先生に来ていただいてます。
私は修了公演で、修道女の役(ヒロインの過去を知る友人で10年ぶりに再会した)をいただいています。
再会してすぐ、友人を拒絶して
「昔の私ではないの。ニーナと呼ばないで」という部分があるのですが
このオケ部分がキラキラしたBrillante(華麗に 輝く)なのです。
どうしてこうもギャップがあるのか考えあぐねて…
ディクションの先生、演出助手の先生、様々な先生方には
「修道院内でしられたくない過去があるはず。でも、友人同士のあたたかいキラキラした空間なんだよ。」
とヒントをもらっていたのですが、、
以前の友人としての関わりかたができないのが申し訳ないという気持ちが先行してしまいました。
演出から
「なんでお前、オケがこんなにキラキラしてるのに、そんな仏頂面なんだよ。」
と指摘されました。
当然ながら、?はてなハテナ
「過去の自分を修道院内に出さないのは鉄則。
でも昔の友人に会えたのは嬉しくて仕方ない。
そうだろう。
以前の自分ではない。修道女になった自分を誇りに思ってるんだよ。自慢したいの。
希望に満ちてるからBrillanteなんだよ。」
この指摘、目から鱗でした。
誇り。
そんなふうに考えもしなかった。
「しんどい過去を切り捨てた」と考えていたら、なぜかマイナスにマイナスに作り上げていました。
そう。以前の自分ではないなら尚更、過去の自分を知ってる人には誇り高く生きてる自分を堂々と見せますね。
「以前の私じゃないの。ここは修道院で私は修道女なのよ。馴れ馴れしくしないでね。」
言うでしょう。でも冷たく仏頂面ではない。
キラキラとした、ヒロインも少しだけ羨ましく思うような友人の今の姿。
先日のレッスンは新しい発見でした。
2012/02/10 02:16 | uika | No Comments