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2011/02/03

トンガはようやく夏らしくなってきました。今年はトンガでも異常気象らしく、暑いはずの夏なのにずっとひんやりしていました。まことに嬉しい異常気象でして、真夏なのにエアコンどころか、扇風機いらずです。今年はラニーニャ現象(エルニーニョ現象の反動)らしく、こうなっているらしいです。日本の大雪もこの影響ですかね?

さて、私、鈴木は今年よりSt. Andrew’s high schoolという英国国教会系のミッションスクールに赴任しております。1月の最終週から職員会議の週を経て、今週月曜日から正式に新年度が始まりました。今までいた’Api Fo’ou Collegeという学校は、トンガ最大のセカンダリースクールでして、全校生徒1200人位いましたが、今度の学校はかなり小規模で、全校わずか300人ほど。私の担当は、前赴任校と同じく中学1、2年の音楽の授業とブラスバンド部の顧問。

なんですが

まず、ビックリしたことは、一クラスあたりの生徒数が少ないこと、少ないこと!マックス25人を越えないようにしているらしく、各クラスの平均生徒数は17、8人。20人いないじゃん!!そして、担当する中1は、何と一クラス13人(笑)!!!前の学校は一クラス40人を越えるクラスもあったので、これはやりやすいんじゃない!?前は一学年200人近くいたからなぁ…。

実は一年ほど前に、JICAのシニアボランティアさんから「送られてきたリコーダーがあるんだけど使う?トンガの学校とかに無責任に寄付すると、それこそ無駄になってしまうから、しっかりした人に使ってもらいたいと思って…」とソプラノリコーダーとアルトリコーダーのセットを10数セット板だ行きました。そして、数日前、JICAさんより、アルトリコーダーを29本いただきました。トンガのJICAボランティアに音楽隊員がいなくなり、これからもおそらくいないだろうということで、オフィスの肥やしとなってしまったリコーダーを、JICA関係ではないけど、音楽を教えている日本人がいるので、有効活用してもらったら?と意見していただいた方がおりまして、その楽器をいただくことができました。 JICAさん、ありがとう。大切に、有効に使わせていただきます。

と、ある程度まとまった数の楽器がある、担当生徒数が少ないということで、今まで不可能であった夢の「音を使った音楽の授業」が出来そうです。校長、教頭とも私の音楽の授業計画には全面的に賛同していただき、今年は去年までの音楽の授業とはまったく違った形、そして、トンガでありえない音楽の授業を展開することが出来そうで、楽しみです。日本の小学校の音楽会みたいに、学年合奏見たいなことも出きるかも!ブラスバンドと合同演奏見たいなことも可能かな?リコーダーだったらアンサンブルを楽しめたり…。うまく行ったら、病院や養護学校見たいなところへ訪問演奏とか?

と楽しい想像は勝手にどんどん一人歩き始めますが、現実は多分思うようには行かず、もっと痛いはず。でも、楽器も歌もない音楽の楽典だけの授業ではなく、リコーダーで楽器を奏でる楽しさを全員とまでは行かなくても、実感してもらえるような授業にしていきたいですね。

もし、この記事をお読みくださり、「子供が学校卒業して楽器が余ってる」「そう言えば小学校、中学校で使ってたリコーダー(縦笛)あるんだよなぁ…捨てるか?」とお考えの方、私が喜んでお受けいたしますので、ご連絡ください。これは、かなり本心です。(爆)

さ、今年は去年まで以上に楽しい一年になりそうです。

2011/02/03 02:45 | suzuki | No Comments