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マイナス10度くらいが当たり前になると、そうなるのですね。
慣れとは凄いものです。
腸管手術を受けると肺活量が落ちて、術後痰を出しづらくなるので、事前に肺の訓練をするそうです。
一般的に、肺活量は手術前と手術後を比べると、下腹部の手術で25%、胸や上腹部の手術では50%以下に低下するといわれているそうです。
手術によっては、全身麻酔や手術後の傷の痛みで体を起こすことができないことがあります。そうなると、うまく換気ができず(換気不全)、痰(たん)が溜まり、酸素を十分に取り込めなくなる(無気肺)といった、合併症を起こす場合があります。これらを防ぐためには、手術前から少しでも肺の機能を高めておくことが有効であり、呼吸訓練が大切になります。
その装置が写真のものです。
いろいろなタイプのものがあるようで、そのような呼吸訓練があるとは知りませんでした。
手術前からこうした器具で呼吸訓練を行い、手術後は手術前にできた基準を目標にして訓練を続けるのだそうです。
一種の呼吸のリハビリも必要なのですね。
いろんなリハビリがあるものです。
さて、
身内が手術を受けるので、ここ数週間「病院」で担当医師からの説明を受ける機会が多いのです。
説明のときには、ドアに「ムンテラ中」と表記されますが、ムンテラとインフォームドコンセントはどう違うのかふと分からなくなりました。
調べました。微妙に違うのですね。
ムンテラとは、医師が患者に病状や治療法などの説明を行うことを指します。ですからここで、治療法について同意するかあるいわ選択するとかいうことはないのです。
インフォームドコンセントとは、医師が患者に現在の病状や、これからとる治療方法の詳細な内容、治療にかかる費用などについて説明をし、その上で患者から同意を得ることを指します。この段階では、内容を理解した上で、選択された検査や治療を実施することに同意するかと言う段階になります。
つまり、患者は概して医療の知識が乏しい存在です。病状や治療法の説明を受けても、すぐに判断するのはなかなか難しいものがあります。
そのため、まずは医師から現状に対する説明を受け、理解し、その後患者側から医師に質問をするなどして現状に対する理解を深め、今後の方針を決めていく、ということが大変望ましい方法であると考えられているのです。
いや、どうりで同じような説明を2度聞かされ、最後に同意書にサインしたのかが、その理由がやっと理解できたのです。
ムンテラとインフォームドコンセントの違いにやっと気づいた次第です(恥)。