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フィギュアスケートのシーズンが始まりました。
先日の真央ちゃんの新プログラム披露となったジャパンオープンでは、ジャンプに苦戦していたようですね。でも、私はなーんにも心配してません。去年も同じように、新シーズン当初メディアやファンからあーだこーだ言われて真央ちゃんは大変だっただろうけど、でも、結果、世界チャンピオンですから。
今シーズン真央ちゃんはジャンプの矯正にひたむきに努力するところから始まったようだけど、私はむしろ、今後確実に矯正して今までよりも綺麗なジャンプが飛べるのであれば、1シーズン棒に振っても良いとさえ思っている。音楽もそうだけど、今まで何年も使って来た、体で覚えた技術は早々矯正することはできない。
でも、大会には出続けないと、勝負勘は当然失われる。だから大会には出続けなくてはいけないし、失敗する度にマスコミはやいのやいの言うけれど、真央ちゃんがアスリートとして超えたい壁が今、目の前にあるのだとしたら、1シーズンの成績を気にすること無く、壁を越えるべく努力をしていってもらい、と思う。
私は努力している人が好きだ。
おそらく皆さんも同じだろうけど、それぞれの分野で努力している人を思わず追いかけたくなってしまう。
もちろん真央ちゃんはその一人であるけれど、昨日は長年ずーーーーっと尊敬し続けている人に会うことができました。
ミシェル・クワン。おとなりはご存知ユナです。
今日はユナ・キムのエージェントが主催するアイスショーにオヨバレして、ダウンタウンにあるStaples Centerに行ってきました。
オヨバレしたのは私ではなく、ずっと通訳係をしてきたフィギュアスケートのコスチュームを作っている会社のデザイナーさん。2年前、ミシェルが韓国帰省中のユナからオファーを受けて参加した韓国でのアイスショーで着用するドレスを、そのデザイナーさんが作ったところから交遊が始まり、今回はどさくさ紛れに私まで招待券を用意してもらい、ちゃっかり一番良い席で観覧してきちゃいました。
この写真のとおり、観客席の中でも最高に良いポジションの席を取ってくれていました。
座ってみると、目の前にジョニー・ウィアー(有名なスケート選手)のママがでーんと構えていたり、すぐ隣にはキャロライン・ジャン(これまた有名な選手)が座っていたり、まーなんともアメリカン・アットホームな観客席でした。
今年の夏、日本帰国中に真央ちゃん主役のthe Iceというショーを名古屋で観たけれど、同じ「アイスショー」というカテゴリでも今回のショーは、また内容が違って、本当に楽しかったです。なんてったって、事実上引退してショーにすら最近は出ることがほとんどないミシェルが出る、ということで、ロサンゼルスは彼女の地元でもあるし、観客の彼女を愛する、そして尊敬する眼差しが本当に熱く、感動的なショーになりました。
ショーに参加した選手は最近現役を退いたステファン・ランビエールやアイスダンスのベルビン&アゴスト組も出ていました。
ミシェルは現役から遠のいた今でも、本当にスケーティングが素晴らしい。
現在は学業に専念していて、博士課程に在籍しているのに、体型も変わること無く、パフォーマンスも可憐で優雅。実際彼女のスケートをナマで観たのは今回が初めてだった私。長野オリンピックの頃、テレビにかじりついて彼女の演技を見ていたあの頃は、今の状況を想像もしていなかった。
しかし、そんな彼女をも凌ぐ素晴らしいパフォーマンスをしてくれた人がいました。
そう、スイス人のステファン。彼、クワド(4回転)を飛びました。すっっっっごく綺麗だった。
も一度書くけど、努力してる人が好きです。笑
アイスショーって別に決められたエレメンツとかあるはずもないし、プログラムの構成は本当に自由に、自分の好きなように演じて良いのだけど、そんな中、しかも現役から退いた彼がまさか4回転にチャレンジするとは思っておらず、思わず観客が立ち上がってしまうほど。もちろん演技終了後はスタオベで、彼自身も感極まって潤んでた。ほんとーにすばらしかった。こういう輝いてる人を見ると、自分にまでパワーが出て来るようで、不思議。これだから止められないんです、まい@いつまでやるんだフィギュアスケート観戦。w
もちろん、ユナも素晴らしかったです。(取って付けたみたいな言い方で申し訳ないけど)
彼女は今、ミシェルのご家族が経営しているスケートリンクを本拠地に、練習をしているそうです。
もう完全にプロに転向しちゃうのかなー!?彼女。。。
彼女のスケートを観ると、やっぱりもう一度真央ちゃんとライバル関係を築いていってもらいたいと密かに思ったりする。
ショーの後、ミシェルは今回招待した人、一人ずつに挨拶するために、わざわざ別の場所を設けてくれて、そこで私まで(!)挨拶することができました。
こういうのって素敵だと思う。ミシェルは現役の頃から、こういったオフ・アイスの時でもサービス精神が旺盛で、しかもファンを大事にするっていうことはいつも聞いていたけど、今回のショーでも彼女は招待客一人一人に挨拶をして、しばらく歓談していました。
本当に彼女を尊敬しています。うん。
この写真を撮ってくれた人、私と同じく招待客であることは確かなんだけど、まったくのアカの他人。
私が、今回このショーに誘ってくれたデザイナーさんと「ミシェル、写真一緒に撮ってくれるかなぁ??」と緊張しながら話していたら、
「もちろんだよ」
と背後から返事が来て、
「僕が撮ってあげるから心配無用!」
と言ってくれた。
でも、言ってくれたは良いけど「おじさん、ダレ?」って感じで、このアカの他人さん、やたらとプッシュしてくる。笑
おじさん 「今だよ、今声かけて!僕はスタンバイするから!」
ワタシ 「ってゆーか、オジさんダレ???」
という会話を何度も繰り返したにも関わらず、ミシェルの方から普通に、そして丁寧に「こんにちは、初めまして!」と挨拶をしてくれて、さらに普通に写真を撮らせてもらえました。
そしてそして、アカの他人のおじさんはその後すぐにその場からいなくなってしまった。。。
まぁ、こうやってミシェルと写真を撮る日が来たくらいなんだから、フィギュアスケートを追い続ける限り、またどこかで会うんだろうな。w
このオジさん含め(笑)、ミシェルに会うことははもちろん、またアイスショーを観に行きたいな、と思う、興奮冷めやらぬ月曜の明け方です。
(あーん、仕事しなきゃぁぁぁ。)