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前回は JunkStage Cafe での USTREAM の配信の話しを書きましたが、結構周りからも USTREAM の配信ってどうやんの?って事を聞かれるのですが。 単なる配信方法なら、ここ暫くで様々な配信方法を記載したサイトも増えて来ていますので、音的に良い形でも配信方法はどうしたものかというのを書いてみたいと思います。
まずは、下のダイアグラムを見て下さい。
これは前回行った JunkStage Cafe での接続方法です。
結構USTREAMを見ていると、どうしてもwebカメラ+マイクと形での放送も少なくないのですが、楽曲演奏など、もし少しでも音を良くしたいので有れば、ミキサーを1台用意すると良いと思います。
ミキサーもそんなに高いものは必要では無くて、色々なマイクや楽器の音量を調整出来て、多少の音質調整が出来るだけの必要な入力が有るタイプで有れば良い訳です。
マイクは出来れば出演者全員にピンマイクなどを付けて貰うか、各一人づつにマイクを1本用意をすると会話を取りこぼさないので良いと思います。 又、会場内の音声を全体的にざわつきやお客さんなどの反応を拾いたい場合は、ノイズマイクと通称呼んでいますが会場の音声を拾う専用のマイクを用意すると良いと思います。
ハード的環境が整ったら、今度は内部ソフトですが。 基本的に、USTREAMで配信をするので有れば、USTREAM Producer というソフトを使います。
このソフトは無料版と有料の Pro 版が有ります。 個人で配信される場合は無料版だけでも必要十分だとは思いますが、接続カメラの台数制限や配信が質の選択幅などが有りますので、企業配信やもし複数台のカメラを直接接続したい場合は、CamTwist などのソフトを使って接続台数を増やすか、有料版を使うと良いのではないでしょうか。
ちょっと難しく書いてしまいましたが、ベーシックな接続方法のダイアグラムは以下の感じです。
カメラ関係の注意点ですが、高画質(HD)で放送をしようとしても、実は最近のHDカメラの多くは FireWire の端子が無い場合が殆どで、自分でやってる時もそうなのですが、少し前に発売になったFW端子の付いているカメラで放送をしています。
勿論、USB接続のwebカメラでも放送は可能ですが、出来れば画質も高めたい場合にはDVカメラの使用をお薦めします。 もし、配信用のPCにFW端子が無くUSBしか接続出来ない場合には映像のキャプチャーインターフェイスなどを使うのも良いと思います。
又、回線に関しては配信用のPCは有線LAN接続が好ましいです。 JunkStage Cafe でも起りましたが、無線接続の場合は何かの拍子に接続が途切れる事や、回線速度に比べてwifiでの接続速度の限度が低い事も有り、品質を下げる要因にもなりかねないからです。
今回は基本的な配信方法などについて書きましたが、次回ではじゃぁ実際の現場での中継とUSTREAMの違いなどについて書いてみたいと思います。