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前回、ワイヤレスマイクに関して書いたのですが、思った以上に反響が有ってこうした小さな動きが先々に繋がれば良いなと本当に思いました。
今回はそれをいい事に、ワイヤレスマイクに関してちょっと続きを書きたいと思いますが、どちらかというと今回の内容は周波数というよりもワイヤレスマイクの怖さとでも言いましょうか、電波を使うってのは結構大変なんですという話しです。
単純に分類して、有線マイクと無線(ワイヤレス)マイクが有ります。
有線マイクは書いて時の如く、ケーブルで繋がっているマイクですが、このケーブルが結構くせ者で、特に講演会などで動き回りたい講演者の方などにはかなり不評です。
では、一方でワイヤレスマイクですが。 動きが制限されない、機材にもよりますが持って移動出来るので質疑応答用などにも向いている。
こうして書くと、さもワイヤレスマイクは優秀のように捉えられがちなのですが、実はワイヤレスマイクはデメリットとして、混線、電波の途切れ、電池切れ、などが起りやすいマイクです。 又、たまにですがトラックの無線、トランシーバーの無線、などが混線する場合も有ります。
ですが、意外とこの事実はお客様などにはあまり認知されていなくて、ワイヤレスマイクを使いたいのです、というご要望をよく頂きます。
本当に大事な講演者の先生などでは有線マイクの方が途切れるという心配は無いので、出来る限り有線マイクの方が良いかもしれません。
前回書いた内容で、コンサートなどでワイヤレスマイクが使えないとパフォーマンスに支障をきたす場合が有ると書きましたが、それは事実としても有線マイクで出来る事も多いと思うのも又事実です。
自分が仕事でワイヤレスマイクを使っていても、例えば繁華街(銀座、新宿、渋谷など)の映画館などでの舞台挨拶では、ほぼ必ず前回記事に書いた「要免許帯」を使います。 勿論事前申請をして、他に近所で同じ帯域のワイヤレスマイクを使っていないかというのを確かめるのです。
何故そうするかと言うと、それとは別に一般の方も使えるワイヤレスとして紹介をしたB帯と呼ばれる帯域のマイクは、「パチンコ屋さんの呼び込み」「デパートのアナウンス」などなど上げればキリが無いほど街に電波が溢れています。
こちらもB帯でやるとそこと混線する場合も多いからです。
又、会場によっては有線マイクでお願いをする場合も有ります。
それはどうしても電波塔が近くて、ワイヤレスマイクの電波に信頼性の不安を感じる場合などです。
これは各社様々な会場、時間帯、地域、でワイヤレスマイクを使ってみた実績でここはこれだとダメなどのデータの蓄積がなされているので、それを参考にもしたりします。
前回書いた、電波使用に於ける構築がゼロからになってしまうというのは、こうゆう側面も有る訳です。 長年掛けて培って来た、実験とも言えるデータ蓄積は伊達ではありませんから。
じゃぁ、前回書いたデジタルワイヤレスというのはどうなの? という所ですが。
正直もう仕方が無いので、試しに導入を始めてみる事にしました。
今までのワイヤレスの周波数帯域(770~806Mhz帯域)とは完全に別の、2.4Ghz帯域のワイヤレスマイクが発売になったのでテスト使用を開始しています。
まぁ使い勝手がどうなんてのはここで書くべき内容では無いので割愛しますが、2.4Ghz帯域は wifi やデジタルサービスなどで使われている帯域(2010年現在)で、全世界で免許や許可申請のいらないという帯域です。
正直これがワイヤレスの救世主になるかどうかは別として(現在同時使用は某メーカー発表値で12本同時使用まで)、今のトータル30本程度同時使用出来る環境にはまだまだほど遠いのです。
ですから、後2年で何とかしようとしている総務省のやり方には疑問だらけです。
と、2回に渡って同じ話題で書いてしましたが、それだけ重要だという事がもっと認知されたら良いなと考えているので、ご勘弁下さいませ。
次回は来週にでも。
今度はもうちょっと明るい話題でお届けしたいと思ってます。
では。
柏