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今は一年で一番寒い時期ですね。
もうすぐ節分。
奈良の二月堂のお水取りが終わるまで、
寒さに弱い私は、辛抱の毎日です。
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「事前指示書」とは、最期に受けたい医療を
自分で決めて、それを文書で残しておくことです。
これがあれば、本人も、また、家族も何かと安心です。
最近、色々なところで医療のあり方が問われています。
例えば、この方です。
「金曜プレステージ『私は母になりたかった~野田聖子 愛するわが子との411日~』
http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2012/i/120110-i004.html
野田衆議院の不妊治療から出産、そして子育ての話をしてしまうと、
「事前指示書」の話から遠ざかってしまいますが、私はあえて紹介したいと思います。
出産後すぐに、NICU(新生児集中治療室)に入院し、様々な治療を受けます。
詳細は、リンクの記事を読んで頂ければと思いますが、子どもの難病を経験して、
今も、そういう状況にある子どものご両親を支援している私にとっては、
身に詰まされる記事の中身で、心がかきむしられそうになります。
今、野田議員の子どもさんへの向き合い方が話題になっているのは、
「そこまでする必要があるのか?」ということが挙げられます。
非常に困難な状況にある子どもを、それも新生児を何度も手術するとか、
「それって親のエゴではないのか?」と言う声が聞こえてきそうです。
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事前指示書を、新生児が書くことは当然無理ですから、
親が、総合的に考えて一番良いと思われるものを選択することになります。
ただ、(新生児だけではなく、すべての人)終末が近づいている人に、
延命治療が本当に必要なのか。その判断に迷うケースが増えてきています。
私は今も、息子への治療行為はあれでよかったのか?と言う思いがあります。
私は過去のことですが、まさに今、悩んでいる方がいるわけです。
そんな負担を少しでも軽くするために、また、患者さんが自分の納得のいく医療を
受けられるようにと発案されたのが、「事前指示書」であります。
事前指示書に関して、いくつかのケースなどを紹介しながら、
今の医療のあり方や死をどう迎えるのか。
考えてゆきたいと思います。
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私の自己紹介や、なぜ医療や難病のことを話しているのか?と感じた方は、
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