« | Home | »

2012/01/24

しばらくお休みしていた『ミューズに抱かれたバッカス』、つい先日本番を迎えた。
『ミューズに抱かれたバッカス』はクラシック音楽を間近に、気楽に楽しんでもらおうと数年前から開催しているイベント。

今回の企画は「不思議の国のアリス」の話と音楽を楽しんでもらおうというもの。
最近よく聞く”読み聞かせ”に音楽を合わせようと、共演者のヴァイオリニストと去年秋ごろから準備していた。

これをきっかけにアリスをもう一度読んでみたのだが、まあ、不思議というだけあって話が複雑なこと。
複雑というか大人にはすんなりと入ってこない、普通に読んでいったらなにこれ?どういうこと?ってセリフのオンパレードになる。
ファンタジー映画などには、とんと無縁の私。
読んでも読んでも?マークが頭に浮かんでばかり。
企画から全て自分たちでやるので、アリスの話を朗読用にまとめるのも仕事。
どこを取り出して、何を削るか、それを考えるだけでも一苦労。

音楽はアリスの奇妙な話と合うのではないかと、ストラヴィンスキーやハチャトゥリアン、バルトークなどを選曲。

アリスの朗読、演奏、少しフリートークも混ぜつつコンサートを進める。
普通、朗読コンサートというのはお話を読む人と演奏する人が別々にるのが通例なのに、自分たちで何から何までやる。
読んで話して演奏して、という流れが結構ハードで、練習の段階から二人でハーハーと息を切らしていた。

そんな感じで試行錯誤、なんとか準備も整い、本番を迎えることができた。

なるべく近くで演奏を体感してほしいので、『ミューズに・・・』の会場はいつも小さめ。
今回も有難いことに早々にチケット完売。
寒い中、来てくださったお客様に感謝。
「企画が面白かった」「選曲が良かった」「次回が楽しみ」など嬉しい感想も多々いただいた。
そしてありがたいダメ出しの意見もあり。
ダメは正直ちょっとショックだけど、さらに上を目指すチャンス!!次回に向けてさらにいいものをお届けできるようにがんばろう!!

2012/01/24 10:21 | aimi | No Comments