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2012/01/24

ふと思うことがあったので、昔、特に学生時代の日記を読み返してみた。
断トツで合唱のこと。映像演技や芸能活動について思うこと。
教育学や文学のこと。週1で観に行ってた映画のこと。
やっぱり多かったのは恋愛についてだった。

毎日を本気で生きていたように思う。
多少大人になって恋愛体質がなくなったのかというとそういうわけではない。
相手の心はよめないかわりに、空気はよめるようになったと思う。

自分の気持ちや相手を大事にするとは、、というものを整理したくて
いつも理屈的にエッセイのように、或いは詩的に残していた。

大学3年生で観た「人セク」でエンドロール直前に出るテロップ

『会えなければ終わるなんて、そんなもんじゃないだろう』
が先日観たオペラ(泉鏡花)を観たせいか脳内ループ。
紅天女に出てくる台詞「死ねば恋が終わるとは思わぬ」にもどことなくリンクする。

少しだけ大人になった私は、そういうことを実感していた(つもりだ)けど
実際のところ、世間でいわれている「愛」とは
ただ単に「執着」なのではないかと疑問に思うばかりである。

愛とは、「いつまでも生きていてほしいと願うこと」「いのちをかけて生きること」(谷川俊太郎)

実は、愛する人を「愛する」という行為より「信じる」ということのほうが難しいのではないだろうか。

「連絡がとれない。どうしよう。まだ好きなのかな?嫌われてないかな」
「好きって気持ちが感じられない」
この言葉、何人もの仲間の間から聞いた。

愛や好きってのは、言葉や態度だけではない。

願うこと、祈ること。
近頃、そんなことに気がついた。

2012/01/24 03:51 | uika | No Comments