« | Home | »

2012/01/15

ネイルサロンに行く。
…ということに、少なからず気後れしてしまう方もいらっしゃるようです。

初対面のネイリストさんと何を喋っていいのかわからない。。。
私のこんな手(爪)、笑われないかしら。。。

そんな未開拓領域への不安と緊張の声をしばしば耳にします。
前回ではメニューについてお話しました。
やってみたいことは何となく決まった、後は足を踏み入れるだけ、
という方のために今回はサロンでの様子を疑似体験していただこうと思います!

いざ!
(というほど大げさなことではないのですが)

まずは電話をして予約を取りましょう。
飛び込みで入店されても構わないのですが、出来ればご予約を。
どんな方がどんなメニューをご希望かということを予め知っておくと、
ネイリストとしても準備ができますし、何しろお時間を確保できます。
ゆとりあるサービスのためにもぜひお勧めします。

予約の際には、ご希望を伝えましょう。
例えば「ジェルネイルで数本アートをしたいです」という具合です。
ネイルサロンが初めてであることを伝えるのも良いと思います。
それによりサロン側も専門用語を控えわかりやすく会話をしてくれるでしょう。
所要時間の目安も聞いておくと安心です。
しかしヘアーサロン同様、目安時間は多少前後する場合もありますので余裕を持ったスケジュールをみておくべきです。
また、マニキュア仕上げの場合は乾くまでかなり時間がかかりますのでサロンを出た後もなるべく手を使わないでいられるよう調整してください。
サロンを出る際はあくまで表面が乾いた状態です。
中はまだ乾いていないので、家事などをしてしまうと傷がついて台無しになる恐れがあります。
少なくとも1~2時間ほどは手を休めていられることが理想です。

フットのマニキュアをする場合も注意が必要です。
すぐに靴を履くことは出来ませんので、マニキュアが乾くまでは爪先が出るタイプのサンダルで行くことが理想です(ベストはビーチサンダル)。
この季節にそれは無理、という方や、すぐに出かけたいという方は、乾かす必要のないジェルネイルにしましょう。

予約日当日の遅刻は厳禁です。
時間を大幅に遅れた場合、内容に制限が出ることを覚悟してください。
15分~30分以上の遅刻はキャンセル扱いにしてしまうサロンも少なくありません。
どうしても遅刻してしまう場合は、必ず連絡をしましょう。
無断の場合は次回からの予約を断られることもあります。

手に傷や湿疹などがある場合、サロンで使う用材がしみてしまうこともありますからその旨をネイリストに伝えてください。
感染症(白癬など)と見られる際はサービスを断られることもあります。
これは衛生上のルールです。

サロンで席に通されたら、リラックスして手を預けましょう。
あまり緊張して力を入れていると、長時間のサービスで疲れてしまいます。
手に力を入れているとネイリストも施術がしづらいものです。
手の扱いはネイリストに任せ、力を抜いてしまってください。
また、ジッとしていると寒くなることが多いので、そんな時は遠慮せずに知らせてください。
ひざ掛けや空調などで調整してくれます。
痛みなどの不快感も遠慮しないで伝えましょう。
それで気を悪くするネイリストはいませんのでご安心を。
指輪やブレスレットなどをお外しいただくことがあります。
施術中に出る粉塵や用材の付着などを防ぐためです。

手指の消毒をしたら、いよいよサービス開始です。
初めは見るもの目新しく飽きないかもしれません。
ネイリストによっては、初めての方に今していることを説明すると思いますが、
もし説明を聞きたければ質問しても大丈夫です。
「それは何をしているんですか?」
「甘皮を柔らかくするお薬を塗ったんですよ」
というような感じでしょう。
多くの初めてのお客様は、手順の多さ細かさに驚かれるようです。

後は、ネイリストさんとの会話を楽しみましょう。
お天気の話からお仕事のお話、休日の過ごし方やテレビドラマの話。。。
日常会話はもちろん、親しくなれば人生相談(!)や恋愛相談(!!)なんてこともあります。
手に手を取って数時間向き合うわけですから、会話が弾むネイリストを見つけるのもサロンの楽しみだと思います。
おしゃべりが苦手、という方の様子も察知し、その方にあった居心地の良い雰囲気を提供出来るネイリストももちろんいます。
初回でそうした相性の良いネイリストに会えるかどうかは、正直わかりません。
ヘアーサロン同様、納得の担当者を見つけるため少しの「ジプシー(=探して色々行ってみること)」も必要かもしれませんね。

学校でも生徒さんにお話しするのですが、
ネイリストはバランスが大切です。
知識jだけ、技術だけ、会話だけ、アートセンスだけということでは成り立ちません。
リピートしていただくためにはお客様がまた来たい、このネイリストにやってもらいたい、と思っていただけるような接客が必要です。
それを技術と同じように大切に考えているネイリストに出会えたら素敵ですね。

巷に溢れるネイルサロン、形態はもちろんその雰囲気も様々です。
上手で良い担当者にあたりたい、というのはもちろんわかりますが当たり外れがあって当たり前と割り切っておくべきだと思います。
電話での応対、質問したときの返事、ネイリスト自身の爪、など判断材料をチェックしてみてください。
そして最後は実際に施術してみてもらうしかないですね。

サービス中にはネイリストと一緒にイメージを確認していきます。
色味やアートの雰囲気など、サンプルから選ぶことがほとんどでしょう。
もしくは他の方の実際のネイル写真や雑誌などから仕上がりを具体化します。
お爪の長さやネイリスト側の事情(材料や技術など)から、なにか改良改善のアドバイスがあるかもしれません。
無理なく相談していきましょう。
慣れてきたり、初回でもまったくイメージがわからない場合などは「お任せ」もいいと思います。
もっともネイリストのセンスがわかるのがこの方法かもしれません。

サービスも進み。。。
さあ、仕上がりました!
お疲れ様でした。仕上がりはいかがでしょうか?
サロンによっては仕上がったお爪の写真を撮らせていただくこともあります。
サロンのサンプル写真にしたり、ホームページに載せたりするかもしれません。
他のどなたかが、あなたのお爪を見て真似したいと思うかもしれませんね!

ネイルを長持ちさせるコツや注意点、次回のご来店のタイミングなどサロンから説明があると思います。
もし何も言われない場合、気になることは全部聞いておきましょう。
ジェルネイルやスカルプチュアの場合、2週間前後、爪の伸びが目立つころが次回のお直しタイミングです。
予約を入れておくと安心ですが、予定をみて再度電話での予約でも構いません。
お直しせずに限界まで付けておいて次回はまた新しく付け直す、ということもあるでしょう。
その際、次回には今回の内容の前にオフという除去作業が必要です。
こちらはもちろん別料金ですから、その点も確認しておきましょう。

ちなみに、私のサロンのお客様のほとんどは1ヶ月後のお日にちをご予約して帰られます。
次回はオフして新しく付け直す、という方が多いです。
常に付けたてのような綺麗な状態を望まれる方は、2~3週間後にお直しのご予約です。
お直しは元のデザインを残しつつ、長さを整え伸びてきた根元を新しく埋める作業になります。
場合によては手直しを加えデザインに変化を付けることもあります。

また、帰宅後に気になることがあれば遠慮なく電話して問い合わせましょう。
1週間もたず取れてしまうなどの異常があれば、保障範囲であることが多いのですぐに連絡してみましょう。
お客様自身の手の扱いにもよりますが、大抵の場合1週間は綺麗な状態でもつはずです(マニキュアは除く、詳しくはサロンによる)。

お支払いを済ませたら、お帰りのお支度です。
外した指輪やブレスレットを預けた場合はお忘れなく。
気をつけてお帰りくださいませ。
もしかすると、綺麗な指先を披露したくてどこか寄り道されてしまうかも。
指先に注がれる視線を楽しんでくださいね!

2012/01/15 05:44 | makiko | No Comments