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2012/01/05

つくづくくだらないなと思った。
民報テレビの料理番組。

先だって久しぶりに帰省し名古屋へ帰った。
ま、正月くらいはダラダラしようと、テレビを観た。
モノを粗末に扱う番組はさすがに減ったような気がするが、
全く持って誤解を招くローカルフードの食し方なり、
何を根拠にそんなこと伝えるのかと、切なくもなった。

テレビ局、出版業界もそうだが編集長の若返り化が進んでいる。
熟年のしっかりと修行を積んだ人生の先輩方が、
若い編集長に「しっくりこないな~」と軽くあしらわれたりもする。
代わりになんだこれはというような企画本が出されたりして、
大手もどうしたことか。

名古屋限定で元中日ドラゴンズ、落合監督及び10名の主要メンバーの
インタビュー番組があった。感慨深い言葉が多々聞こえた。

落合監督の野球とは?・・・

「普通の野球」
「ごく当たり前の野球」

口をそろえて皆ほとんどがこのように答えた。

確かにそうだと思う。

純粋にそれがしたくて大人になりプロとなったが、
いつしか歯車の中で自分を緩ませ、与えられた事しかできなくなる、
本来考えて表明したはずの意識とはまるで違う生き方をしていたり、
・・・・・感性が鈍くなる。

緊張感を一生継続できるほど人間も強くは無い。
何かしら裏付けがあるならともかく、どこかで時には
矛先を違えたりもする。
自分もそう、間違いだらけの生き方を歩んできたし、
間違いの中で学んできた。

新年付けの各新聞の社説を読んだ。
各社によって農業政策についての見解は違う。
どれが正しいというものでもなく、
民意をいかに汲み取って反映してくれるかを期待してるが、
動かぬ限りは何も変わらない。
第一次産業がここまで衰退しながらも、
第三次産業の飲食店がやたら増え続ける、
自分の店を持つということに、憧れを持つ、
自分も昔はそれが夢の形だと思っていた。
ただそれは右へならえの他人の夢、
こうだからこういう結末と決めつけていただけ。

一人の仲間がアメリカ
ロサンゼルスへ飛ぶ。
東大出から板前となり、ふぐ免許、ソムリエ、
一発で合格し、農業に興味があるといい、
アメリカへ行く。内心、日本で自分たちの活動を
手伝ってほしいなと思いながらも、
彼には彼なりの農業観がある。

未来がないわけじゃない、
充分に日本の農業はこれからがんばっていける。
出来うる限り地域地域へ足を伸ばし、
これからの農業人たちとの関係を密接にしていく。

東京という誤解だらけの街は、
単なる寝床としてだけ見ていようか。

まずは動こう。

2012/01/05 09:03 | nishikawa | No Comments