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2011/11/15

ヒョウガ君は、ショッピングモールなどに出かけた場合、お客様だけではなく、お店の人と絡むのが結構好きなようです。
ティッシュ配りのお姉さんのティッシュを何気なく受け取ったり、受付のお姉さんのところに近づいていって物言いたさげな感じで見つめてみたり、売店の人の前でクラブをジャグってみたり。
時々、売店の人が差し入れをしたりしてくれて、ありがたいのですが、けして差し入れを目当てにしてそういうことをやっているのではなく、ただ目立ちたがり屋さんなだけなんだと思います。

今回の大道芸ワールドカップでも、そんなことをしていましたが、今回のターゲットはスタッフさんということになります。
スタッフさんは目立つように緑色や青色のジャンバーを着ています。そんなスタッフさんを見かける度に、深く一礼をしたり、一緒に交通整理をしたり、まあ、今回もわりと好き勝手をしていたみたいですよ。
なかには「ヒョウガー!!!」と大声で呼んでくれる人もいたりして嬉しかったみたいですね。

ところで、緑色・青色のジャンバーを着ている方々は「ボランティアスタッフ」であるというのが驚きです。
本当に交通の障害になるような車を通したりとか、横断歩道での交通整理はその道のプロである、どこかの警備会社の方だとは思うのですが、大道芸の各種ポイントのMC、会場の人員整理、通訳、ゴミ拾い、かわら版の作成など、パンフレットによれば、800人以上のスタッフが関わっているんだとか!!

我々オフ部門のパフォーマーにも、1地点か2地点ごとにスタッフが1人ずつつく、という体制で運営がなされていました。
通常のイベントなどでショッピングモールに出向く場合、だいたい2~3人くらいのスタッフがつくものですが、(大道芸ワールドカップに出場するパフォーマーは、場数をこなしているし、いろいろな状況に慣れているとは言えど、)その1人だけでイベントが滞りなく進んでいくというのは、心から「凄い」と思ってしまいました。その「1人」というのも、何年もボランティアを経験した人だけではなく、「今年初めて」という人もいたのですが。

携帯電話などでの連絡体制もバッチリ。困ったときに少し探せばすぐに誰かスタッフが見つかり、「わかりました、ちょっと相談してみます」と、すぐにリーダーの方に連絡が行き、適切な指示を受け取ることができました。
控え室でのスタッフさんの会話も凄い。
「どうですか○○ポイントの様子は。」
「想定以上に人が集まってきます。交通整理が大変です。」
「じゃあ、もう一人くらい整理スタッフお願いしようか?」
「お願いします。」
「(雨で中止かどうかわからなかった)✩✩さんのショー始まるって。」
「えっ、マジですか。あそこ、さっき撤収指示だしたんで、誰もスタッフいないと思うんです。私行ってきます!」
本当にこんな会話が繰り広げられていました。この人たち本当にボランティアなのか? 実はプロのイベントスタッフなんじゃないか?と思ってしまうくらい素晴らしいサポートでした。

パンフレットには、ボランティアスタッフの活躍はほんのわずかしか紹介されていませんが、こんな裏舞台でイベントを支えている人たちがいるんだ、ということを知ることができたことについても素晴らしい機会であったと思います。

来年また、このイベントに参加できる機会があるとするならば、是非ともまたスタッフの方により積極的に絡みに行きたいと思っております。

2011/11/15 10:50 | ryuhan | No Comments