今日は家のワンコのお尻にできた「腫瘍」の手術でした。

不肖私も「助手」としてサポートして無事手術は成功しました。

手術は腫瘍周辺からの円周様の皮膚切開でなく、上部からはがす手法で行いました。

腫瘍は血管ので、剥がしつつ、止血と焼絡を細かく繰り返し、最後は基部の最大の栄養血管を結紮して、完全摘出しできました。

筋肉への侵襲はなく、筋膜にやや癒着している程度でよかったです。そのため、無理なマージンはとりませんでした（広く切除することをマージンを取るといいます）。

転移もなさそうです。たぶん。

ただし、再発には要注意でしょう。

腫瘍に割面を入れると、

こんな感じで、脂肪組織が硬くなったような感じで、真ん中に太い栄養血管があります。この血管で腫瘍をどんどん大きくしたのです。

事前にＦＮＡで病理検査したとおり、悪性であるとは考えられませんでした。

摘出された腫瘍は少しずつ小さくなります。

癌の治療でも栄養血管を結紮して癌を兵糧ぜめにして小さくする治療方法もあるくらいです。

いや、ほっとしました。

術後の覚醒も早く、麻酔の影響でぼんやりはしていますが、元気です。

夕方、家に連れ帰ってから、食事も完食して、今は薬剤が聞いて寝ています。

１０日くらいで抜糸できればいいかな。

いづれにしても、予後はよいと思います。

まだまだ、元気でいてほしいものです。