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人とは、反省するとその行為で自己満足してしまい、
反省したこと自体を忘れてしまうもので。
ならば下手に反省せずに、
何食わぬ顔で前だけ向いて進んで行けば良いのである。
とは言うものの、このコラムのアップが随分と間が空いてしまい、
一体何食わぬ顔がどんな顔なのかさっぱりわからない。
なのでやっぱり、謝ってしまおう。
すみません。
つい先日、と言ってももう1ヶ月も前になってしまったが
9月11日に吉祥寺で行われた JunkStage第3回公演「瑠璃の彼方に」 は素晴らしかった。
<舞台俳優・劇作家>の イトウシンタロウさん と
<舞台女優>の 帯金ゆかりさん が劇中で
次々とJunkStageのパフォーマー達を紹介していく、という形。
過去何度かイベントで拝見させていただき、お馴染みの顔となった
<マルチタレント>の エイミーさん と<サルサフリーク> 廣川昭彦さん による
歌ありギターありダンスあり、レッスンあり!?の本格サルサパフォーマンス。
何度見てもおふたりの笑顔と切れのあるパフォーマンスが
とにかく楽し気で、不思議と気持ちがHAPPYになる。
髪を短くし、少しシャープな雰囲気に変わった<ミュージカル女優> 鈴木希彩さん
会場がライブハウスということもあり、音の響き具合も良かったけれど、
それ以上に今回の歌声には特別に何かしびれるモノがあった。
毎回希彩さんの出演を楽しみにしているだけに、嬉しかった。
<ダンサー/役者> 神 睦高さん のコンテンポラリーミュージックと言うのでしょうか?
いわゆるクラッシッククラシックしていないけれど
POPな音楽とバレエ的なアーティスティックなダンスパフォーマンス。
中盤で大きく飛んで、ふわりとまわったその瞬間、
後方に振り上げた足がスローモーションのように目に焼きついて
ぞくぞくした。
着ぐるみ姿のコラムアイコンから、想像していたのとは全く違った
<ジャグラー> 竜半さん のジャグリングパフォーマンス。
そもそもジャグリングなんて‘舞台上’で行うものではないはずなのに
その笑顔とガッツで徐々に会場の気の流れとノリを掴むその技に
ジャグリングとは、という心を見た。
ラストを締めくくったのは<ジャズピアニスト> 外山安樹子さん
ソロ演奏に続き、出演者全員でテーマ曲「瑠璃の彼方に」の合唱。
外山さんがこの舞台の為にオリジナルで作曲したとのこと。
今回はピアノソロだったけれど、パーカッションや弦楽器が入ると
もっと外山さんのピアノが知れるのでは、なんて話しも
舞台後にご本人とすることができた。
そして表舞台には立つことはなかったけれど、
個性あるパフォーマー達を、一体感のある舞台に仕上げた
<作/演出/脚本>の スギ タクミさん
様々なパフォーマンスを、どういうストーリーでつなげていくのだろう、
果たしてつながっているのか、なんて心配は無用。
1回しか公演がないなんてもったいないぐらい。
ストーリーを知っていたとしても十分楽しめる内容で、
どうやったらコレ、複数公演にできるんだろ、って考えてしまった。
そして冒頭の私の反省に戻ってくる。
この舞台に出演・制作された方は誰もが本業を別に持ち、
それぞれ忙しい中、時間を作りこの公演を迎えている。
仕事が忙しいからと言って、
コラムを止めている場合ではないのである。
反省を英語にすると【regret】と思いがちだが、
それは【後悔-あとになって悔やむこと】の意が強く
反省するなら必ず【recovery】何かを取り戻すべく実行するべきである。
だから今一度自分の時間の配分を【thinking-over】考え直してみようかと。