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日曜日の試験本番は喉故障が治りきらないままで迎えて
中間音の音程がしゃがれと疸によってとりにくくなっただけなので…
普段の楽器が朝一番で調律されたSteinway&Sonsのピアノだとしたら
今日は学生会館にある2つくらい同じ音が出るアップライトのピアノだと思って
楽器が一流でなくても、他のものでカバーするしかないと腹をくくりました
どんな楽器であろうと、技術が一流な人はそれ相応な素晴らしい演奏ができるハズだと
私は一流ではないけど…今まで持ち声のよさだけを武器にして歌ってきたし
声質に甘えてきたのです
今こそ、身につけてきた技術を見せるときだと
半期を無駄にしたくない
自分から見いだしたヒロイン像だけでも
そんな思いで
演出の先生にはすれ違いざまに
「悔いのないようにやれよ」といわれました
音楽面はともかく、アディーナとしての呼吸を第一に考える
キャラクターというのは台詞を発する前の呼吸 吸う息
次に発した後の息の行方 吐く息
それプラスキャラクターのテンションで決まるということを感じてきました
助演の先生のテンションがあまりに高すぎて、それに助けられ
ひたすら楽しかったです
オジサマを小悪魔して惑わせるシーンは適役かと思いきや
アダルティとは違う…もっと純朴な誘惑の仕方だとか
若い娘のプリプリ感…試験までの1週間はそこに着目…
終わったら仲間に
「今までで一番かわいかった☆」だ「3日前の声きいてたからかもしれないけど、だいぶいい声になったね」とかプラスなことを言ってもらえました
講師陣の講評にはきっと音楽面のことがたくさん書かれていることでしょう
オペラはなにより音楽ですから…
試験の翌日、月曜日に声楽レッスンに行って…
師匠に憧れのプリマの話をしたら
「学生時代からよく知ってますよ」とのことで
「あのこは本当に勉強熱心で、もっぱらの評判だったのよ。
そう、目標にしろと言われてるの?彼女を目標にするのは私も賛成よ」と言われた
私もある日、そんなふうに言われてみたいものです
「あの子はね…感覚で勉強してたからなかなか自分の力では身のつかない子でね…
でも人一倍声質だけはよかったのよ」と言われることでしょう
「ここに来だしたときは鼻っ柱が強かったけど、今ではだいぶ謙虚なのね」と言われた
先生、今ではいつでも謙虚ですよ。
喉カラコロいわしてたら
「風邪じゃないのにその症状っていうのは、本番へのプレッシャーからだね」と師匠にいわれた!
人はプレッシャーやストレスを積もらせると、自分が一番気にしてる部分がやられるそうで。
「今日の歌声は全然気にならなかったわよ。やっぱり喉強いのね。」と感心された…