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2011/09/13

まずは、会場まで見に来てくれたお客様、スターパインズカフェの皆様、そして、この舞台を裏で支えてくれたスタッフの皆様、ありがとうございました。出演者の方々もお疲れ様でした。皆様と共演できて、大変嬉しく思います。

こういうステージの上でショーをやることも何回かありますし、人前でやること自体慣れたものですが、こういう「作品」の中の出演者として舞台に立つことは初めてだったと思います。少なくとも、「台本」のセリフを覚えておかなくてはならない機会など、小学校の時の学芸会の時以来なのではないでしょうか。
その台詞ですが、噛まずに言えましたし、棒読みでもなかった筈だし、一切面白いところなどない筈だったのに、何故か会場からクスクスと笑い声が聞こえてきたのはどうしてでしょうか。僕には全くわかりません(笑)

今日は、この舞台の練習にて感じたことなどを書こうと思います。

事前の打ち合わせなどには一切参加できなかったので、前日入りしましたが、前日練習会場にて、皆さんと初めて顔を合わせを。
皆さんが総動員で小道具の準備をしており、主演のお二人、帯金さんとイトウさんのお二人は熱心にセリフ合わせをしており、特に何もなかった僕は、部屋の隅っこで荷物につぶされた昼ご飯のパンを食べておりました。
自分の演技についての説明、ちょっとしたセリフの練習、軽くボールの演技を見せた後、部屋を移って本格的な練習部屋へ。そして、初めて全体の流れを見、廣川さんとエイミーさん、神さんの演目を見てその迫力に圧倒され、改めてこのステージにかける「本気さ」を肌で感じました。
前日は鈴木さんはご都合で欠席されていたので次は僕の番だったのですが、リハーサルにもかかわらず相当緊張してしまいました(^^;
そして、その後は外山さんの素晴らしいピアノの演奏。

すっかり油断していたね。

「はい、じゃあ、みんな出てきて歌います。」
(歌っ!? そ、そういえば台本の最後に書いてあった……)
いやいやいや、でも、歌詞も曲も知らないですよっ(汗) 事前に確認していなかった僕も相当悪いですが!!(汗)
「す、すみません、どんな歌なんでしょうか……」
「ああ、はい。」
渡されたのは五線譜に歌詞の書かれた紙。 小学校のころピアノをやっていたのでかろうじて譜面を読むことができますが、まさか、これから読みとると……? 

こ、この人たち鬼だ……。

(その後、歌詞はホワイトボードに書かれ、外山さんの音楽に合わせて何回か練習しました……)

次の日、鈴木さんが合流して、譜面を見ただけで歌えている姿を見ながら
(ま、まあ位置的には後ろの方だし多少覚えていなくても許されるよね……)と心の中で思っていたのを見透かされていたのでしょうか。
「竜半さん、歌詞は全部覚えましたか?」(×3人)
……覚えます……。

PCに用意された歌詞を、イヤホンで聞きながら頭の中に叩き込んだものです……。(お陰で、本番はちゃんと歌えました♪ ……ちょっと間違えましたが:笑)

リハーサルや場当たりなどは「なるほど、舞台というのはこうやってできていくんだなぁ……」というのを知る貴重な機会でした。
演出家のスギさんの出演者に対する指摘は本当に細かいところまで及び、その一つ一つがちゃんと意味のある動きとなり、舞台をより濃厚なものに変えていきました。
帯金さんとイトウさんは、リハーサルでも時折アドリブを交え、見ている人を笑わせていましたが、「うけた」ものは既に「アドリブ」ではなくなり、お二人の頭の中の台本に取り込まれていったようでした。僕が大道芸をやる時も偶然のアドリブが笑いを取ったりすると、やはりその言い回しを次の演出に使ったりしますもんね。
僕の出番の時、ボールに使う音楽で、僕が準備を終えて「それではみなさん、よろしくお願いいたします!」と言ったときに照明がつくところなどは、特にこちらから指定をしたわけではないのですが、場当たり1回だけで既にリハーサルの時にはそうなっていました。普段、照明のある舞台でこの演目をやったことがないので照明の使い方などは考えたことがなかったのですが、本当に納得のいく使われ方で、どなたの指示なのかは全く知らないのですが、大変参考になりました。

こんな舞台の裏の姿を知ることができたというだけでも心から参加して良かったと思います。

因みに、本番直前、出演者の方々は、思い思いの方法で緊張をほぐし、僕も緊張を押し殺していましたが、
一番緊張されていたのは須藤さんだったように思います(笑)

2011/09/13 02:29 | ryuhan | No Comments