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2011/09/10

グッスリ眠って元気になった私は、小林さんにお礼を言ってその場を後にした。

 しかしあの家は羨ましいな~。

でも夏は暑そうだな。

 それに奇抜な家は飽きそうだし。

 もっとこう何て言うんですか、シンプルな感じの家がいいな~。

なんて考えていると、向こうから変な歌が聞こえてくるではないか。

ぴ~かぴか♪つ~るつる♪気持ちいい~♪

 どこかで聞いたような歌詞だな?

 あっ!そうだ!※お掃除ブラザーズのテーマ曲だ。   

     ※お掃除ブラザーズとは各地の汚れた物をピカピカにしてしまう凄腕職人兄弟のユニット名。

   自分の掃除魂を揺さぶられる物しか掃除しないことで有名。

    実は以前紹介した蛇口も彼らの腕であのピカピカを取り戻した。

どうやら大きな筒のような物を掃除しているようだ。

私は彼らの大ファンで、走って彼らのもとに駆け寄った。

 そして邪魔をしないという約束で、仕事を見学させてもらえる事に。

歌に合わせてブラシをゴシゴシ、タオルでふきふき。

一日中見ていても飽きそうにない。

すると突然、お兄さんが話しかけてきてくれた。

『あなたはこの近所の方ですか?』

私は緊張しながらも、家を探して旅をしている事を伝えた。

『それは大変だね~。それじゃあ、もし気に入った家が汚れてたら僕に手紙してよ。ピカピカにしてあげるから。』

っと言って、私に連絡先を教えてくれた。

 私は舞い上がってしまった。

2011/09/10 11:25 | hosokawa | No Comments