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2011/09/10
それからしばらく彼女とのメールのやりとりが続いた。
彼女は電車が好きらしく、(といってもオタクではない)
土日の夜に見た、旅番組のことについてメールを交換したりした。
彼女は大学4年生で就職活動中だったが、まだ内定が出ていなかった。
しかし、メールのやりとりをしていても就職活動の話や、それについての悩みなどは全然出てこなかった。
巷ではサブプライムによる不況話が蔓延していた。
大丈夫なんだろうかと思って、気になったので聞いてみると警察官か消防士になり、市民の安全を守りたいのだという。
自分の周りは、一般企業への就職か公務員(行政職)が多かったので、少し意外な回答だった。
とはいえ、公務員になるには、予備校に通うのが一番早い。
しかし彼女は首都圏の大学に通うために、実家のある名古屋を出て大学の近くで一人暮らしをしていた。
大学を卒業しても、就職先が決まっていなければ(親の仕送りに頼らない限り)一人暮らしの環境を維持できないのは必然である。
卒業を前に彼女は名古屋にある実家へと帰って行った。
結局彼女と会ったのは、駅前で待ち合わせした一回だけだった。
いまはもう連絡はとっていない。
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次回~
バイクの免許を取得するため教習所に通っていた俺は、ある一人の女の子と出会った。
声を掛けるべきか、否か。迷う。迷うったら迷う。
そして俺は・・・
新章突入!! 乞う ご期待!?
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恋は甘くて 苦いもの
単純明快 複雑怪奇な代物
どうでもいい事ばっかり気にしたりするの
どんな感じ?ソンな感じ
2011/09/10 12:05 | jyun | No Comments